胸まさぐり

妄想小説


田舎教師



 七十

 「どれくらい矯正の効果があったか確かめてみようじゃないか。」
 教頭の手は遠慮会釈なく、早苗の乳房を鷲掴みにする。
 「あっ・・・。」
 一瞬、声が出てしまったのを必死で堪える。
 「どうだね。もう感じなくなってきたかな?」
 「え、ええ・・・。もう・・・、もう平気・・・です。」
 早苗はやっとのことでそう言った。
 「それじゃ、これも握ってみて。」
 早苗は後ろ手にされた手の中に生温かい肉塊が押し付けられるのを感じた。手探りでそれを手のひらの中に収めると、軽く力を篭める。
 「へ、平気です・・・。」
 そう言いながらも声が掠れそうになる。
 胸を鷲掴みされていた教頭の手が片方だけ外されて、身体の前を下の方に滑っていく。
 「あうっ・・・。」
 教頭の指が早苗の剥き出しの陰唇をなぞり上げたのだった。
 「まだ濡れているね。感じているのだろう。」
 「い、いえっ。」
 必死でそう否定してみたものの、身体の反応は自分では抑えきれなかった。
 「まだ、もう少し訓練が必要そうだね。今日はもうすぐ授業の時間になるからここまでにして、もう何日か通って来なさい。いいね?」
 「あ、はいっ。教頭先生。お願い・・・します。」
 教頭に背中の縄を解いて貰うと、さっと目隠しを自分で取り床に下ろされたままになっているスカートを引き揚げる。教頭の机の上に、昨日脱いだショーツとストッキングが一緒に丸めて置いてあるのに気づいた早苗は、教頭の方を見ないようにしてさっと掠め取りすっと背中の方に隠す。教頭の前でそれを身に着けるのは躊躇われたので、外に出てからトイレで穿くことに決めた。
 「では、授業が始まりますのでこれで失礼します。」
 深々と頭を垂れるようにお辞儀すると、そのまま教頭室を後にした早苗だった。

小俣早苗

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