教室フェラ

妄想小説


田舎教師



 四十八

 「目をそむけるんじゃない。目を瞑ってもいかんぞ。しっかり見ながら唇をつけるのだ。」
 「は、はいっ。ううっ・・・。」
 「なんだ。嫌そうだな。」
 「そ、そんなことは・・・ありません。ただ、こんな事していいのかと・・・。」
 「私がお前の為にわざわざこんな事までしてやっているのだぞ。」
 「そうでした。申し訳ありません。わたしの為なのに・・・。」
 「わかったら、今度は口に含むのだ。咥えるのだ、これを。」
 「え? そ、そんな事・・・。」
 「出来ぬというのか?」
 「い、いえ。やります。・・・・。失礼します。」
 チュパッ。
 「もっと強く吸って。」
 「う、うぐうぐっ・・・。」
 「もっと奥まで入れるのだ。喉の奥に突き当たるまで深く、深うく咥えるのだ。もっと口をすぼめてっ。強く吸うのだ。」
 「あぐ、あぐっ。」
 もう自分が何をさせられているのか判らなくなってしまった早苗は、最後は教頭の精を呑みこむまで奉仕させられたのだった。

 「これが汚されたスカートと掛けられた手錠なのだな。」
 翌日、教頭に命じられたものを持って教頭室を訪ねた早苗は持ってきたものをテーブルの上に出したのだった。

沁みスカートと手錠

 「そうです。洗わずに持ってきました。」
 「これは預からせて貰うが、いいね。重要な証拠品だからね。保存しなければならぬ。」
 「そ、そうなのですか・・・。」
 手錠は預けておきたかったが、お気に入りのスカートは渡したくなかった。それに教頭に汚されたスカートを預けるというのは、自分の穢された格好を晒しているような気がしたのだった。
 「痴漢犯を捕えた時には証拠品が必要になるのだよ。わかるね?」
 「わ、わかりました。よろしくお願いします。」
 その日の朝は何時も通りの時間に電車に乗ったのだが、何故か痴漢は全く現れなかった。教頭から受けた特訓のせいで、もはや痴漢も怖くはなくなっていた。今度仕掛けてきたら、油断せずに捕まえられそうな気がしたのだが、それは空振りに終わった。

 第二部 完

小俣早苗

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