妄想小説
田舎教師
二十
「どうかね、そのミニスカートは?」
「え、ええ・・・。ウェストサイズはちょうどいいみたいです。こんなに丈が短いのは穿いたことがありませんが。」
「その格好で座ってみたまえ。」
「はい、こうでしょうか。」
「どうだね、座ってみた感じは?」
「こっちのほうがパンツが見えてしまうことはないように感じます。」
「そうだろう。フレアな、特にプリーツの入ったミニスカートは座ったりしゃがんだりする時にパンツが覗きにくく出来ているのだ。しかしそれで安心していると脚を折らずに腰を曲げようとしたり、迂闊に振り向こうとすると簡単にパンツが丸見えになってしまうのだ。」
「ああ、こんな格好すると丸見えになってしまうのですね。」
「そうだ。よく憶えておくことだ。」
「わかりました。肝に銘じておきます。」
教頭室を辞した早苗は、今度こそリベンジをと心に決めて「パンチラ先生」の汚名を晴らそうと始業式に着たミニのスーツを着て授業に臨むことを心に決めたのだった。
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