妄想小説
田舎教師
四十一
「ブラジャーは自分で外しておきなさい。」
「は、はいっ。」
早苗はブラウスのボタンを三つほど外すとフロントホックのブラジャーの留め金を外すとブラウスの中から引き抜く。 「これも着けておきなさい。その方が、その時の気持ちに入り込める筈だから。」
教頭はそう言って再び早苗にビロードの布で出来た目隠しを手渡すのだった。
早苗が目隠しを受け取って眼に当てると自分が居るのが教頭室ではなく、満員電車の中であるような気持ちになってくる。
「男はどう近づいて来たのかね。」
「後ろから擦り寄ってきました。そして胸の中に手を入れてきました。」
「スカートの方は?」
「やはり後ろから手を伸ばしてきて、裾を探り当てました。」
「こんな風にかね?」
教頭の手が早苗の背中側から伸びてくる。
「ああっ・・・。」
自分のスカートがショーツが見えてしまうぐらい持ち上げられたのを気配で感じると、思わず声が出てしまう。
「どうしたのかね。感じてきているのかね?」
「わ、わかりません。」
「では調べてあげよう。」
そう言うと、教頭の手がスカートの中に滑り込んでくる。ショーツの下端にその指先が触れる。
「あっ。」
(駄目っ)と言いそうになって、その言葉をなんとか呑みこむ。
「ここに触れられたんだね。」
「・・・。え、ええ。そうです。」
「こちらは、どうなんだ。」
教頭の手は早苗のブラウスの襟元にも忍び込んでくる。
「あ、そこは・・・。」
「ここは、どうなんだ?」
「そっちも触られました。」
「どこに・・・かね?」
「ち、乳首をつままれ・・・ました。」
「こんな風に?」
「ああ、ああ・・・そうです。」
「こんなに、乳首が立っている。自分でも判っているのか?」
「い、いえ・・・。わかりません。でも、立っているのでしょうか?」
「ここが、こんなになっているということは、こっちも濡らしているね。」
教頭の中指がくの字に曲げられて、ショーツに包まれた早苗の股間の膨らみをなぞり上げる。
「ああ、わ、わかりません。」
「正直に答えたまえ。濡らしているだろう?」
「は、はいっ。多分・・・。」
「どれっ。」
教頭の指がショーツの端を抓みあげると、中に侵入してくる。
「もうこんなになっているのか。あきれたもんだ。」
「ああ、申し訳ありません。勝手に感じてしまうのです。」
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