妄想小説
田舎教師
五十七
生徒の言葉に改めて早苗は冷静になる。こんな格好で体育用具室に居たなどと知られる訳にはゆかないのだと気づく。
(こんな格好で、無理やり連れて来られて縛られたなどと誰が信じてくれるだろうか?)
そう思うと、何とか生徒を宥めて縄を解いて貰うしかないのだと早苗はあらためて思う。
「ね、お願いよ。こんな事したなんて、誰にも言わないから。だからもう縄を解いて・・・。)
早苗は必死でそう訴える。しかし男子生徒は早苗の言葉は無視してズボンがきつくなったのか、チャックをおろして硬くなった陰茎を外に出してしまう。ズボンの中からビクンと跳ねるようにして赤黒く充血したそのモノが早苗の目の前に露わにされる。
「僕のがこんなになってるんだから先生も感じてるよね。」
「せ、先生は感じてなんかいないわ。」
「嘘だね。今、調べてあげるよ。」
男子生徒は早苗のスカートを剥ぎ取るとショーツの中に手を入れてくる。
「や、やめてっ・・・。」
「ほら、やっぱり。こんなにじっとりしてる。」
男子生徒は早苗の股間から引き出した指を早苗の目の前に翳してぬらっと濡れたその指先を見せるのだった。
「い、いやっ。お願いっ。そんな事、しないで・・・。」
「ふふふ。先生が嘘吐きだって分ったからにはもう容赦はしないよ。おーい、皆んな。入って来いよ。」
「え? 皆んなって・・・。どういう事?」
男子生徒が呼びかけると、体育用具室の扉が少しだけ開いて他の男子三人が隙間から滑り込んでくる。その扉は再びしっかり閉められると、内側から閂が掛けられてしまう。三人の中には渡部も居ることに早苗は気づく。
「あ、貴方まで・・・。ど、どうして?」
「先生が嘘を吐くからだよ。縛られて感じているくせに。だから皆んなで先生を正直にさせてあげようと思ってさ。」
「な、何言ってるの。君たちも、自分たちが何してるのか判ってるの?」
「おい、いいから先生のあそこ、大きく広げてみようぜ。足、掴んで持ち上げろ。」
「い、いやっ。やめて・・・。」
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