妄想小説
田舎教師
六十二
「ふうん。随分リアルな夢だな。それでどうなったんだ。」
「スカートをまくり上げられて・・・、パンツを下ろされて・・・、あそこに指を入れられたんです。」
「ふうむ。それはそういう事をして貰いたいっていう裏返しだな。」
「え? そうなんでしょうか。」
「そう思っているから夢に出てくるのだよ。君の心の奥底の願望がね。」
「わたし・・・、そんなに淫らなんでしょうか?」
「いいかね。潜在的な被虐妄想は抑圧された思いの裏返しなのだよ。そんな事を思っちゃいけないという思いが強すぎて、夢に出るのだよ。その抑圧は一度、解き放たないといけない。」
「ど、どうやって解き放つのですか・・・?」
「私がその抑圧を解き放してやろう。いいね?」
「え、ええ・・・。お願いします。」
教頭の権藤はおもむろに目の前で後ろ手に縛られて目隠しをしている早苗に近寄っていく。
「君はいま、夢の中に居るんだ。夢の中だから何を口走っても構わない。自分の心を解き放って、思うがままを口にするのだ。いいね。」
「わかりました。」
「立つんだ、早苗先生。」
教頭は突然強い口調に言葉遣いを変える。
「は、はいっ。」
「君は今、教室であの生徒達に囲まれている。君は生徒等に両手を縛られたんだ。」
「ああ、わたし・・・。」
教頭は早苗のスカートを乱暴に捲り上げる。
「ああ、そんな・・・。」
目隠しで見えない早苗にも何をされたのかはすぐに分かる。
「どうした・・・?」
「ああ、ス、スカートが・・・。捲られて下着が丸見えに・・・。」
「そう、早苗先生のスカートからパンツが丸見えだよ。さあ、どうされたいんだ?」
「どうって・・・。だ、駄目よ。君たち。そんなことしては・・・。」
「そんなことって、何だ?」
「だ、駄目よ。そこに手なんか入れちゃ・・・。ああ、駄目。あそこが・・・。あそこが濡れているの。だから、調べたりしては駄目よ・・・。」
「本当は入れて貰いたいんだろ、先生?」
「ああ、そんな。パンツの中に手を入れて貰いたいだなんて。そんな、はしたないこと・・・。」
「さあ、正直に言うんだ。どうされたいんだ?」
「ああ、駄目っ・・・。ああ、お願い。あそこ、触って・・・。」
「ふふふ。やっと正直になったな。ここに手を入れるぞ。」
「あ、いやっ。駄目っ・・・。あそこに触るなんて・・・。おかしくなっちゃうわ。ああ、感じる・・・。」
「ここが感じるのか? もっと下だろ?」
「ああ、そこ・・・。もっと、もっと下よ。ああ、駄目っ・・・。」
教頭の指が茂みに下に隠された陰唇を探り当てる。ぴちゃっという卑猥な音が洩れてくる。
「あ、いやっ。恥ずかしい・・・。そんなにぐりぐりされたら、どんどん汁が出て来ちゃう。」
教頭は早苗の背中に身体を密着させるようにしながら、早苗の下腹部に手を伸ばして下着の中で陰唇をまさぐっていたが、教頭自身も堪えきれなくなって片方の手でズボンのチャックを下ろすと硬くなってきているイチモツを引っ張り出し後ろ手の早苗の手に握らせる。
「あ、こ、これって・・・・。」
手のひらの中に突然掴まされた熱い肉棒が何なのかを早苗は本能的に悟る。
「ああ、こんなものを先生に握らせるなんて・・・。ああ、凄いわ。凄く大きくなってる・・・。」
反射的に強く勃起した肉の塊りを早苗が握りしめると、それに応じて教頭の指が早苗のクリトリスを挟み込むようにしながら強く揉みしだく。
「ああ、いいっ。凄いわ。気持ちいいっ・・・。ああ、いっちゃう・・・。」
早苗が我に返ったときには、両手の戒めは既に解かれていた。手が自由になっていたので、自分で眼を蔽っていたビロードの布を自分で解く。自分の指が何かべっとりとしたものにまみれていたような気がしていたが、目隠しを取った指には何の痕跡も残っていないのだった。
「どうだね、小俣先生。少しは気分が楽になったのではないかね。」
声のする方を振り返ってみると、教頭は既に自分のデスクの椅子に深々と腰掛けているのだった。
「え、ええっ・・・。何か、張り詰めていたものが、すうっと解き放たれたかのような気持ちです。」
「今日はもうこれぐらいにしておこう。やっぱり荒療治だが効き目はあるようだ。もう何度かすると克服出来そうだな。もう少し、ここへ通って来なさい。」
「教頭先生、ありがとうございます。仰る通りにしますので宜しくお願い致します。」
そう言うと、まだふらふらする足取りで立上り教頭室を辞した早苗だった。
小俣教諭の最後の挨拶まで聞き終えると、茂吉はレシーバーのイアホンを耳から外す。余りの内容の凄さに、茂吉自身も我慢出来なくなって勃起したペニスを自分でしごきながら聴いていたのだった。
(毎回、こんな事が行われていたとは・・・。)
あらためて教頭と古文担当の新任女教師との間で行われていた秘め事を知って、茂吉は自分を奮い立たせたのだった。
次へ 先頭へ