昼のラブホ

妄想小説


男女六人 卒業旅行



 五十三

 ラブホテルまでは暗黙の了解のように琢也が運転していく。その間、茉莉はずっと俯いたままだった。顔の見えない受付で鍵を受け取ると二階へのエレベータに乗る。茉莉は琢也の腕を取って頭を琢也の肩にもたせ掛けている。
 (キスしてしまおう。)
 そう思って茉莉の肩を抱こうとした時、チーンと音がなって二階に着いてしまった。仕方なくそのまま部屋に先に入り、茉莉を中に招じ入れる。
 「キス・・・、してっ。」

前屈み誘い

 茉莉のほうからそう求めてきた。その唇へ自分のを重ねると背中をぎゅっと抱きしめる。そのままベッドのほうへ自分からのしかかるようにして茉莉を押し倒す。
 琢也にはしかしまだ躊躇いがあった。さきほどの崖の上では茉莉の身体が欲しくなって堪らなかったのに、いざホテルの部屋で向き合うと(本当にいいのか)という気持ちが何故か沸き起こってきたのだった。
 長いキスの後、茉莉がまだ勃起していないのに先に気づいたようだった。
 「大丈夫。こっちに来て。」
 そう言って、自分からベッドに這い上がると琢也を引き寄せズボンのベルトに手を掛ける。
 「あ、・・・。」
 茉莉が自分の前に跪いてズボンを降ろしていくのをただするにまかせる琢也だった。
 「わたしが大きくしてあげる。」

茉莉フェラ

 茉莉がミニスカートの脚を広げて琢也の脚を挟みこむようにすると、股間のモノにしゃぶりついてくる。
 「うっ・・・。」
 琢也のそのモノは鎌首を擡げ始めるが充分には硬くなってこないのだった。

茉莉

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