玲子超ミニ

妄想小説


男女六人 卒業旅行



 二十一

 「ねえ、琢也。どう、私のミニスカート姿?」
 「ああ、凄くいいよ。とてもセクシーだよ。」
 「茉莉よりも?」
 「ああ、勿論だとも。」
 「琢也もスカートの奥のパンティ覗いてみたいの?」
 「あ、ああ・・・。そりゃ、男だからな。」
 「じゃ、琢也も見せてよ。」
 「俺の裸が見たいのか?」
 「え・・・、ええ、そうよ。」

琢也全裸想像

 「ああ、琢也っ。す、凄いわ。逞しいのね・・・。」
 「玲子っ、もっと脚を開いて。」
 「えっ、駄目よ。恥ずかしいわ。こんな恥ずかしいところ、見せ合うなんて。なんか夢みたい。」
 (夢・・・みたい? あれっ。)
 はっと目覚めた玲子は自分が淫らな夢をみていたことに気づいて顔を赤らめる。
 そっと隣を見ると、茉莉と知世がすやすやと寝息を立てているのが判る。
 (いやだわ。茉莉が変なことを言うから夢に見ちゃったのかしら)
 玲子は布団を深く被ると夢に出てきた琢也の姿を思い返そうとする。

 「琢也ぁ、もう寝たのか?」
 「いいや、起きてる。哲平、お前も眠れないのか?」
 「いやさ、今日の茉莉のミニスカ姿が頭にちらついちゃってさ。」
 「おいおい、哲平。まさか、いい歳してオナニーしてんじゃないだろうな。」
 「ちげーよ、優弥。お前もまだ起きてたのか。」
 「ああ。ちょっと長く湯に浸かり過ぎたのかもな。」
 「なあ、優弥。お前はもう童貞、捨ててんだろ。」
 「当たりめーだろが。俺たち、幾つになってると思ってんだ。」
 「そうかあ。優弥はいいよな。もてるから。茉莉ともしたのか、お前。」
 「ばーか。そんな事、教えられる筈ねえだろ。今、一緒に旅行してんだぜ。」
 「琢也はどうなんだよ。もう童貞、捨ててんのか?」
 「俺も教えられないな、そんな事。」
 「ちぇっ、否定しねえんだな。それじゃ、俺だけか。まだなのは・・・。俺さ。この旅行中に何とか童貞は卒業しようって心に決めてんだ。」
 「え、あの三人とでか?」
 「いや、そりゃわかんないけどさ。ほら、旅ってのは何があるか分からないっていうじゃんか。あの三人とでなくてもいいんだ。どこかでまた別の女の子とばったり一緒にならないとも限らないだろ。」
 「哲平、そんなに童貞捨てたけりゃ、知世に筆おろしの手伝いを頼みやあいいじゃねえか。幼馴染みなんだろ?」
 「バカ言うなよ。幼馴染みだからそんな事出来ねえんじゃねえか。あいつとじゃ、ちゃんと立つか自信がないなあ・・・。」
 「何だ。そういうもんなのか。哲平、お前例のパンチラ写真見て感じなかったのか。」
 「いや、実はすっごく興奮しちまってさ。何せ、あいつのパンチラなんて見るの初めてだったからな。」
 そう言いながら、哲平も知世のパンチラ写真を思い返していた。その姿は哲平の頭の中にくっきりと焼きついているように記憶されていたのだ。
 (優弥が言うように、知世のやつ。筆おろし頼んだら応じてくれるだろうか・・・。)
 優弥が何気なく言った言葉が哲平の心の中で俄然、現実味を帯びてきたのだった。
 その隣で琢也も妙に興奮して寝付けないでいた。何よりも昼間、教会の懺悔室であったことがどうしても思い返されてしまうのだった。実は琢也も内緒にはしているがまだ未経験だった。
 (あんな事してく茉莉のことだ。この旅行中に、しようっていったらさせてくれるのかな・・・。)
 そんな事を考えていると余計に眠れなくなってきてしまうのだった。
 そして二人の親友に自分だけは童貞は卒業してると思い込ませることに成功した優弥もまた実はまだ童貞なのだった。
 (やっぱり皆んなが言うように、あの部室で最後に茉莉からキスを求められた時にしておけば、そのまますんなり童貞も卒業になっていたのかもしれないな。)
 そんな事を思い返すと、優弥もまた眠れなくなってくるのだった。

知世

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