美人女医と看護師に仕組まれた罠
四十五
突然、明日香の裸の身体に向けて縄束が投げつけられる。
「さ、これで縛ってくださいとお願いするんだ。」
「そ、そんな・・・。」
それは屈辱的なことだった。しかし言う事を聞くと約束した以上はたがえられない。
「し、縛って・・・。私をこの縄で、縛ってください。」
やっとのことでそう言い切った明日香だった。
鬼塚は明日香がはっきりそう言い切ったのを聞き取ると、待ってましたとばかりに明日香に投げつけた床の縄束を取り上げる。鬼塚は当直室に来る前に自分用の特別室の監視カメラをモニタするパソコンを録画状態にセットしていた。その上で、明日香に自分から縛って欲しいと言わせたのだった。
「どうだね、縛られた気分は。日菜子はSM倶楽部でさんざん恥ずかしい格好の写真を撮られたらしいからな。その代わりになるんだ。もっといろいろ恥ずかしい格好をして貰うからな。まだ時間はたっぷりあるんだ。」
明日香を縛ってしまうと、その恥ずかしいポーズを次々に撮りまくる鬼塚だった。明日香は鬼塚の理不尽な命令に、(これも日菜子を救う為には仕方ないのだ)と自分に言い聞かせるのだった。
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