美人女医と看護師に仕組まれた罠
十五
「ああん。そ、そんなことしたら・・・、ああ、おかしくなっちゃいそう・・・。」
感じるところを二人の男からゆっくりとなぞられて、それを感じてはいるのだが身悶えするほどには身体が動かせない様子だった。声も力なく、微かに喘いでいるだけだった。
権蔵は次第に興奮してきて、股間のモノが硬く大きくなっていくのを感じていた。それは吾作も同じようだった。堪らなくなって権蔵がズボンのチャックを降ろして首を擡げ始めたペニスを外に出す。吾作もそれを見て負けじと真似をする。
二人は恋人繋ぎで身動き出来ない日菜子の両方の手のひらにおのれの屹立したものを押し寄せていく。
そして遂には少しだけ手を緩めて恋人繋ぎを外さないで二人の手のひらの間に勃起したそれを押し込んでいくのだった。
「な、何っ・・・。何してるの・・・。何っ、これは・・・?」」
日菜子にも両側の手のひらの中に何かが押し込まれたのは感じているらしいが、何をされているのかまでは認識出来ないでいるようだった。
(うっ・・・、もう我慢出来ないっ。)
最初に権蔵が小さく声を洩らしてその後大きくため息を吐く。権蔵が握り締めた手のひらと手のひらの間で射精したのだった。吾作もすぐにそれに続く。
「ああっ・・・。何なの、これっ・・・。何だかすごくヌルヌルしてる・・・。」
日菜子は何かが手のひらの中に放出されたのは感じているようだが、何かまでは認識できずにいる。その様子を見て、権蔵は一部始終をビデオカメラに収めている留男に合図を送る。
権蔵の合図に気づいて留男は予め決めてあった通りに権蔵から渡されていたチャックの付いたビニル袋から薬を沁み込ませてあるハンカチを取り出して両手の自由を奪われている日菜子の鼻と口に押し当てる。
「ううん。むむむ・・・。うぐ、うぐっ・・・。」
日菜子ははっきりとした意識がないまま、嫌がるような素振りを見せたがすぐに完全に意識を喪ってしまう。
権蔵は日菜子が全く動かなくなったのを確認してから漸く恋人繋ぎの手を解く。しかし日菜子は手のひらをべとべとにしたままで、自由になった手を動かすこともなかった。
「完全に意識が無くなったようだな。これでもう朝まで起きることはない筈だ。」
権蔵と吾作はそれぞれでポケットからハンカチを出して自分と日菜子の手のひらの精液を拭い取る。シーツに少しだけ洩れた分も丹念に拭き取って痕が残らないようにする。
「もう目隠しは取っても大丈夫な筈だ。」
権蔵が指示すると、留男が麻酔薬を沁み込ませたハンカチを再びチャックの付いた袋の中に戻してから日菜子のアイマスクを外す。今度は日菜子は頭を動かされても、全く動じなかった。
「俺もちょっとだけ悪戯したいんだが、いいかなあ?」
撮影役にされて観ているだけだった留男が不満そうにしながらやはり勃起したおのれのモノをズボンのチャックを降ろして外に出している。
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