美人女医と看護師に仕組まれた罠
十四
「ふふふ。日菜子の奴、すっかり寝込んでいるみたいだな。どれ、ちょっとスカート捲ってみるか。」
ベッドの横で日菜子に近づいた吾作が遠慮もなく寝ている日菜子の看護服とその下のミニスカートの裾を捲り上げてしまう。
「おい。こらっ、吾作っ。悪戯するのはまだちゃんと確かめてからだぞ。ふんふん。俺が摩り替えておいたミルクセーキは殆ど飲み干したようだな。おっと、そうだった。先生は麻酔は頭が朦朧とはするが、半分は覚醒した状態になるって言ってたから、先にアイマスクを嵌めておかなくちゃ。半分目覚めても何も見えなかったら、夢の中だと思う筈だからな。」
そう言うと権蔵は用意してきたアイマスクを眠っている日菜子に掛けて眼を蔽ってしまう。
アイマスクを掛けるのに、日菜子の頭が少しだけ揺すられると日菜子が少しだけ反応してうわ言のような言葉を洩らす。
「むむむ・・・。ううん・・・。」
その反応にハッとした権蔵だったが、完全には目が覚めないのを確認すると声を出さないようにして吾作と留男に顎で指図する。
段取りは事前にジャンケンで決めてあった。正体なくなった日菜子の横に寝るのは権蔵と吾作で、留男は二人に悪戯される日菜子の痴態をビデオカメラで撮影する役割だった。
示し合わせていた通りに、権蔵と吾作は日菜子を挟むようにその横にそれぞれ横たわるとそっと日菜子の手のひらにそれぞれの手を合わせて昼間と同じように恋人繋ぎで日菜子の動きを封じてしまう。
「ううん・・・、あうっ・・・。」
手を触れられたのは微かに感じるらしく、反応しかけたが夢の中を彷徨っている風で意識ははっきりとはしていない様子だった。
「だ、駄目よ。二人いっぺんにだなんて・・・。」
日菜子には昼間の記憶が蘇っているらしくて、注射を怖がる二人が同時に手を繋いできたのだと思い込んでいるのだった。
権蔵は頭を少しだけ持ち上げて反対側の吾作に合図を送る。日菜子が逃げれないように両側でしっかりと恋人繋ぎで動きを封じておいて、自由な方の手をそれぞれ日菜子の胸元と股間に伸ばすのだった。
「ううん、駄目よ。そんなところに・・・。」
日菜子が声を出して反応したが、触られているのを感じてはいるが、それ以上の動きは身体が麻痺していて出来ない様子だった。それをいいことに権蔵と吾作はしたい放題に日菜子の身体を着衣の上からまさぐっていく。
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