美人女医と看護師に仕組まれた罠
二十一
「ああ、川谷吾作さん。明日は内視鏡検査の日ですよね。例によって大きめのポリープが発見された場合には即内視鏡手術となりますので、予めあちらの処理をしておいてくださいね。」
「あちらの処理って・・・、つまりあそこの毛を剃るってことっすよね。」
何時になっても男性患者に陰部の毛を剃るように言うのは直接的には言いにくい明日香なのだった。
「え、ええっ・・・。ご自分で出来ます?」
「はあ、自分で・・・ね。最近、めっきり眼のほうが弱くなっちまいまして。細かいところはよく見えないんで・・・。」
「じゃあ、看護師に頼んでおきます。」
「あの、先生・・・。出来たら、日菜子ちゃんにお願いしたいんですが。」
「日菜子ちゃんに? ああ、そうですね。明日は飛鳥井総合病院から外科医と一緒に看護師も来ますが、事前に処理しておいたほうがスムーズに進められるでしょう。それじゃ、あとで病室の方に如月看護師に向かわせるように言っておきます。」
吾作は前回の内視鏡検査の時は、年配のオバサン看護婦にやられたので何としてでも今回は日菜子にやらせたいとずっと思っていたのだった。
(ふふふ。あの日菜子ちゃんに俺のチンポを触らせるのか。これは愉しみだなあ・・・。)
明日香には気づかれないように、こっそり下を向いてほくそ笑む吾作だった。
「ねえ、日菜子ちゃん。川谷さん、明日内視鏡検査だったわよね。事前に陰毛の処置をお願い出来るかしら?」
「え、私がですか?」
「ええ。やったこと、あるわよね。」
「そりゃ、もちろん。看護師見習いの時に何度か・・・。でも、川谷さんかあ・・・。」
「川谷さんだと何か?」
「あ、いえ。別に・・・。わかりました。後で部屋に行ってきます。」
日菜子は以前に川谷の病室に血圧検査に行った際に、川谷吾作が縛られた看護婦が表紙になったエロ雑誌を見ながらオナニーをしていたのを思い出していたのだった。
(エッチなこと、すぐ考えそうな川谷さんだからなあ・・・。)
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