妄想小説
狙われていた新婚花嫁
五十
優香はその時の感触を思い出してみようとする。が、何となくぼんやりしていてはっきりと思い出せない。
(そうだ。あの時と同じように、下着を脱いでみよう。)
思い立つと、ワンピースの裾を捲り上げてショーツを降ろす。
ノーパンになって、改めてコンクリートの床に裸の尻をぺったりとつけてしゃがんでみる。
(ああ、こんな感じだった。あの時、わたしはジミーに何をされたのだろう・・・。)
頭の中で淫らな妄想が巡り始める。
「キテイルモノ、ゼンブ、ヌギナサイ。」
「ああ、赦してっ・・・。」
「オマエ、ドレイ。シュジンノユウコト、ナンデモキカナケレバナラナイ。」
「そんな、命令をきかなければならないなんて・・・。わかりました、ご主人様。」
優香はワンピースを捲り上げて肩から抜き取る。既にショーツは脱いでしまっているので、丸裸だ。ジミーに背を向けて両手で乳房と股間を蔽って隠している。
「リョウテヲウシロニダシナサイ。」
「ああ、縛るのね。私から自由を奪うのね。」
「アナタ、ドレイ。シュジンノメイレイ、スベテキク。」
「わかりました。どうぞ、縛ってください。」
「ソノウエニ、アガリナサイ。アシヲヒラクノデス。」
「ああ、こんな格好・・・。恥ずかしい。見ないで。ああ、何か変。ああ、洩れそう。」
そんな妄想をしながら、優香は自分からスカートを捲り上げてショーツに包まれた陰唇を自分の指で慰めていた。その太腿には一筋の滴の痕までついているのに優香自身気が付いていないのだった。
次へ 先頭へ