櫓上後背位

妄想小説

狙われていた新婚花嫁



 四十

 「じゃ、そろそろ行こうか。」
 先に居たジミー達が何時までも立ち去る気配がないのを感じた若いカップルの方が名残惜しそうに連れの女の子に言うと、櫓を降り始める。ジミー達が居なければここでキスや抱擁を始めたに違いなかった。二人が行ってしまうと時間が惜しいといわんばかりにジミーは縛っていた縄を一旦解き、優香の肩を掴んで欄干に押し付ける。そのままワンピースの裾を捲り上げ、自分もズボンを股間が露わになるぎりぎりまで下ろすと、既に屹立しているモノを優香のお尻から押しあて、優香の陰唇を貫いたのだった。
 (あううっ・・・。)
 優香は声を挙げないようにするのが精いっぱいで、ジミーの激しい突きに次第に自分からも合わせて腰を振り始めるのだった。

 ジミーは性交にはとても慣れているらしく、射精する寸前に屹立したペニスを優香の体内から抜き取る。しかし勢いは止まることはなく、優香から奪い取った白いショーツをそのままペニスの被せると手で扱いてその中に射精したのだった。汚されていく自分のショーツを優香はただ見守るしかないのだった。そのザーメンまみれになったショーツを優香は再度裕也をピックアップするのに迎えに行く為に来た時の服に着替える際に返して貰って穿くしかないのだった。それでもノーパンのままテュクテュクに乗ったり、裕也にノーパンで居るのを気づかれてしまう訳にはゆかないのだった。

 「どうだった、ショッピングは。 あれっ、何も荷物、持ってないの?」
 「ええ。だって置いてある物は海外ブランドのイミテーションばかりで、あんなの買って帰ったら笑われてしまうわ。贋物のブランド品以外は、手作りのお土産品ばかりで買いたいものは何もなかったわ。」
 「そうなのか。こっちも最初はいい線いってたんだけど、途中から負け始めたら、あっという間にスッカラカンさ。よく出来てるな、カジノって・・・。」
 「そんなの最初から判ってたんじゃないの? 貴方はギャンブルのセンスはなさそうだし。」
 「まあ、そう言うなよ。日本でパチンコとかするのに比べたら、絶対こっちの方が楽しめるんだからさ。」
 優香は裕也が幾らスッてしまったかよりも、自分の方にあったことがばれはしないかと、そればかりが心配で気が気でなかったのだった。

優香

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