妄想小説
狙われていた新婚花嫁
二十九
ジミーに押し込まれるように既に古びた建物となっているコロニアル形式の洋館に連れ込まれた優香は、服を全部脱ぐように要求される。そしてそれを拒むことも赦されないのだった。
「脱いだわ。これでいいの?」
「テヲウシロニダシナサイ。」
「え、縛るの? 縛られなくても、もう逃げはしないわ。」
「バツヲウケルノニ、フサワシイカッコウニナルノデス。」
「罰って・・・。わ、わかったわ。」
自分から全裸になった優香の両手首に夜と同じ手枷が嵌められ、二つの手首が繋がれる。それは将に性の奴隷となった立場を認識させるものだった。
「ゲンカンノトビラ、アケマショウ。」
ジミーが入ってきたばかりの玄関扉に向かってそれを開け放とうとする。外はビーチの端だが、まだプライベートエリアの中にある。海岸には多くはないものの、宿泊客が何人かは徘徊しているのだった。
「お願い。やめて。そこは開けないでっ。」
全裸で両手を後ろ手に括られた格好でいる姿など、誰にも見られたくなかった。
「デハ、オトナシクオクノバスタブニハイリナサイ。」
次なる命令は奥に向かって開かれているバスルームへ入ってバスタブに入れというものだった。バスタブはもう随分長く使われてはいないようだった。その中へ優香は裸足の足を踏み入れる。
「これで、いいの?」
ジミーは満足げに頷くと穿いていたズボンを脱ぎ始めた。もう下半身のモノは大きく鎌首を擡げ始めている。
「ナニヲスルノカ、ワカリマスネ。」
優香は口惜しそうに唇を噛みしめると小さく頷く。ジミーがバスルームに入ってきてバスタブの上に脚を載せる。
「サア、スルノデス。」
有無を言わせない口調に、優香は従わざるを得なかった。
ジミーの屹立したそれは、優香の喉奥まで突き刺さった。
「あぐうっ・・・。あふあふうっぐっ・・・。」
「モット、ツヨクスッテ。」
「あふっ。あふ、あふっ・・・。」
チュパッ、チュパッっと優香には自分でも信じられないような卑猥な音が自分の口から洩れるのを聞きながら、必死で硬くて太いジミーのそれを吸い続ける。
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