妄想小説
狙われていた新婚花嫁
四十四
裕也を陰茎を剥き出しにさせたまま放置すると、ジミーは今度は縛られている優香の方へやってくる。そして予め用意してきたらしい飲み物を優香に呑むように顎で合図して強要する。
「え、何・・・?」
しかしジミーは、にやりとしただけで答えない。
裕也に精力減退剤や睡眠薬を用意するぐらいだから、それが只の飲み物である筈はないと思いながら、所詮は言うことを聞かざるを得ない立場なのだと思い返し、優香はそれを呑み干したのだった。
優香が持ってきたグラスを空にしたのを見届けると、今度は優香をベッドと反対側のソファの方へいざなう。
優香がソファに腰を下ろすと、脚もソファの上へ持上げるように指示する。
膝を高くしなければならないので、それにつれて優香の短いワンピースの裾がするするっと捲れていく。両手を後ろ手に縛られた優香には裾を直すことが出来ない。そのあられもない痴態を眺めていてジミーも興奮してきたのか、穿いているズボンがきつくなってきた様子で、ベルトを緩めるとズボンとトランクスを優香の目の前で膝まで下げてみせる。裕也の陰茎が情けないほど縮こまっているのに比べて、目の前のモノはみるみるうちに太く、硬そうになって鎌首を擡げていく。ゴクリと優香が生唾を呑みこむ。それを聞いてジミーは優香の顔面にそれを突き立ててくる。
何をしろと言われているのかはジミーが言葉を発しなくてもすぐに理解した。
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