妄想小説
狙われていた新婚花嫁
十一
(裕也ったら、何処行っちゃったのかしら・・・。)
ビキニには着替えたものの、そのままプールへ行くのは恥ずかしく、上に白のニット出来たプールサイドウェアを羽織ってから裕也を追掛けて出て来た優香は、裕也の姿を捜す。
「おーい。こっち、こっち。ここだよおっ。」
後ろから声が聞こえた気がして振り返ると、パラソルの下に寝そべっている裕也の姿を見つける。
「あれぇ。水着、着てきたんじゃないのぉ?」
「ああ、裕也。そこに居たのね。ビキニだから、ちょっと恥ずかしくなっちゃって。」
「その格好もかなりセクシーだけど、折角だから水着姿も見せてよ。」
「えっ・・・。じゃあ。」
裕也の居るパラソルの陰に入ると、隣のデッキチェアの座ってからプールサイドウェアをたくし上げて脱ぐ。
「そこに立ってみて。」
「えっ、やだあ。ちょっと恥ずかしい。」
「いいからさ。そこでポーズ取ってみてよ。」
「なんか、とっても恥ずかしいわ。」
「いいじゃないか。皆、水着なんだから恥ずかしいことなんかないだろ。」
「うーん、そうだけど・・・。お腹、出てないかな?」
「大丈夫、大丈夫。随分、遅かったじゃないか。」
「もうずっとむだ毛の手入れしてなかったから、時間掛っちゃったの。」
「へえ、そうなの。」
そう言って裕也の視線はビキニの股間部分を注視するので、優香は思わずその部分を手で隠しながら座り込む。
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