妄想小説
狙われていた新婚花嫁
四十五
ジミーのそれは、優香の口の中でどんどん膨らんでいく。それはさっき見せつけるようにされた夫の情けない姿と対比して猛々しさを誇示されているようだった。優香は咥えさせられているのか、自分から咥えたくてしているのか、だんだん分らなくなってくる。しゃぶりつくことで、もっと大きく、もっと硬くしたい気持ちと、このままで果てたりしないで欲しいという惧れとが交錯していた。それだけ自分自身の股間も熱く、疼いてきていて口の中のものを求め始めているのだった。
しかし、身体の変化はそれだけではなかった。身体の中心が疼くのは、男のモノの侵入を求めて悶えているのではなく、ある欲求が優香の身体に生理的なものを求め始めているのに気づき始めた。そしてそれが先ほど無理やり呑まされた液体のせいなのだと気づくのにそう長くは掛からなかったのだ。
「プファッ。」
息が苦しくなりながら、ジミーの太くて長いモノを吐き出した優香は、上目遣いにジミーを見やると懇願するように言う。
「ねえ、お願い。ちょっとトイレに行かせて。」
その一言を待っていたとばかりに、ジミーはにやりとする。そしてその笑みに優香は嫌な予感を感じるのだった。
ジミーは優香を起き上がらせると、背中に回り込んで優香の両手を縛っている縄の残りを取り上げると、腰の周りに一周させてから縛り付ける。
「な、何? どうするつもり?」
不安がる優香をよそに、ジミーは優香のミニワンピの裾をたくし上げると腰に巻き付けた縄の下に裾の端を押し込んでいく。見る間に優香はショーツ丸出しの格好にされてしまう。
「え、こんな格好。恥ずかしいわ。」
しかし、ジミーは構わず優香の肩を押すとバスルームへと押しやるのだった。
「ねえ、ジミー。ちょっと外へ出ていいてくれない。」
優香は後ろ手に縛られた手で、ショーツをおろせるか自信がなかったが、とにかく先にジミーをバスルームの外に出すのが先決だった。しかし、ジミーは優香の困った表情をにやにやしながら見つめるだけで、一向に外に出て行こうとしない。そればかりか、優香にまだ蓋をしている便器の上へ乗るように顎で指し示すのだった。
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