留守番 完結編



女子高生吊り

 四

 玄関ホールには大きなシャンデリアがぶらさがっていたが、頑丈そうな天井のそのフックに男は器用にロープの端を引っかけると、美鈴を縛ったままシャンデリアの真下に吊り下げた。ロープの反対の端はホールから二階へ上がる階段の欄に括りつけられた。ロープが引かれて、美鈴は爪先でやっと床に着いた格好で吊られてしまった。
 美鈴の真正面には例の裸の裸像がこちらを向いて据えられた。黒々とした太い男根がまっすぐ美鈴に突きつけられている。

 男は美鈴の背中に回り込み、後ろから羽交い締めにする。
 「今、いい気持ちにさせてやるからな。」
 美鈴の耳元でそう囁くと、セーラー服の上から股間に指を這わせてきた。男の指は、すぐに美鈴の恥丘を探り当てた。二本の指が執拗に股の間を責めまくる。美鈴は両脚をしっかり閉じていようと頑張ったが男の指は強引にその間に攻め込んでくる。
 後ろ手に縛られた美鈴の両手は、ちょうど男の股間に当たっている。美鈴にもそこがはちきれそうに膨らんでいるのが分かった。丁度目の前のブロンズ像のそれのように。
 美鈴は恥ずかしさと口惜しさに唇を噛んで堪えている。しかし、見知らぬ男に、女としての大事な部分を欲しいままにされるということが、耐えきれない気持ちと思いながらもその恥部を愛撫され続けていると、次第に感覚が麻痺してきて男の指の蹂躙を求めるようになりそうで自分の気持ちが抑えきれるか不安になってきた。
 「お、お願い。許してください。これ以上そんなことをされると、どうにかなってしまいます。」
 「どうにかって、どういうことだい。ええっ。気持ちよくってたまらなくなっちまうってことかい。」
 「い、いや、・・・。言わないで。ううっ、・・・ああっ。」
 「だいぶ感じてきたようだな。スカートの上から擦られるだけでそこまで感じるんじゃ随分感度がいいってことだな。処女みたいな顔して、じっとりあそこを濡らしていそうだな。どれ、スカートをめくって見てみようか。」
 「やめてーっ。い、いやよ。」
 美鈴は真っ赤になった。身をよじって逃げようとするが、両手を縛った縄がしっかり食い込んでいくばかりで、ただもがくことしか出来ない。

美鈴

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