留守番 完結編
二十六
「ああ、見ないでぇっ。」
しゃがみこんだ美鈴の股間からはゆばりが止め処なく迸り出てゆくのだった。
屋敷に戻る途中に放尿したことで、股間の痒みは少し弱まったようだった。しかし玄関からホールに入ったところで、痒みはまた徐々に戻ってきた。美鈴は脚と脚を擦り合すようにしながら堪えていたが、とうとう我慢出来なくなって男の前にひれ伏してお願いする。
「あそこが痒くて堪らないのです。一時だけでいいです。この手錠を外して掻かせて下さい。」
目に涙を浮かべながら頼み込む美鈴だったが男は平然としていた。
「ふふふ。痒いのか。ならば、このお母さん愛用のバイブを当ててやる。そこに仰向けになって寝転ぶんだ。」
美鈴は顔を歪ませながらも言われたとおりにホールの床に仰向けに寝そべり、大きく脚を開いて股を広げる。カチンという音に続いてブーンという低い唸り音が響いてくる。
「あ、いいっ。ああ、凄くいいっ・・・。」
男が手にしたバイブの先が美鈴の股間に当てられると、堪らなかった痒みが振動を当てられて、得も言われぬ快感に変ってゆくのだった。
「どうだ。入れて欲しいか。」
「ああ、お、お願いしますっ。」
美鈴はそう言って更に股を大きく広げる。そのぱっくり割れたピンク色の襞の中に黒光りする卑猥な形の塊りが吸い込まれていく。
「ああっ・・・。ああ、いいっ。」
痒みを癒される愉悦に、美鈴は思わず大きな声を挙げてしまう。
「このバイブの虜になるがいいさ。」
そう言うと、男はいきなり美鈴の股間からバイブを引き抜き、スイッチを入れたままのバイブを床に転がす。
「ああ、駄目っ。止めないで。ああっ・・・。」
バイブを引き抜かれた美鈴は必死になってそのバイブの行方を探す。そしてすぐ傍の床に落ちてまだ振動していることに気づくと、俯せになってそのバイブに身体を蔽い被せ、股間に挟むのだった。出来れば陰唇の中に挿し込みたいのだが、後ろ手錠を掛けられたままの身ではそれもままならない。それでも床に落ちているバイブに自分の身を蔽い被せるようにしてクリトリスの上にその振動部分を当てるだけで、堪らない愉悦が戻ってきたのだった。
「ふふふ。淫乱娘がっ。いい格好だぜ。」
男は侮蔑の笑みを浮かべながら、美鈴の無様な格好にほくそ笑むのだった。
次へ 先頭へ戻る