妄想小説
女敏腕警護官への逆襲
五十
大臣の振り下ろしたベルトの鞭は、情けない音で冴子の尻を掠めただけだった。
「ふん。アンタ、鞭の振り方も知らないようだね。こうするんだよっ。」
傍で見ていた朱美が大臣からベルトを奪い取ると、下半身裸で居る大臣の尻めがけてベルトの鞭を激しい勢いで振るうのだった。
パシーン。
「あぎゃあああっ」
いきなり尻に激しい打擲を受けた大臣は転げまわる。
「アンタが出来ないんだったら、アタイが代わりにアンタの尻を打ち続けるんだけどいいのかい?」
「わ、分かりました。今ので鞭の打ち方が判りましたので・・・。や、やります。き、君・・・。いいよね。」
大臣は小声で冴子に確認を取る。
「大臣。今は奴らの言う事を聞いて言う通りにしておいてください。」
「わ、わかった。じゃ、打つよ。」
ビシーン。
今度は大臣が振り上げたベルトの鞭が冴子の尻に直撃して、真っ赤な蚯蚓腫れ作り上げる。
「ううっ・・・。わ、わたしは大丈夫ですから。彼らが言うとおりにしていてください。」
「そ、そうか・・・。じゃ、もう一回、打たせて貰うよ。それっ。」
パシーン。
大臣による冴子の尻への鞭打ちは、冴子の尻が真っ赤に腫れ上がるまで続いたのだった。
「さあ、それじゃ今度はこの女捜査官を縛って貰いましょうか。」
そう言って、大臣は縄の束を渡されたのだった。
「し、縛るって? この人をかね・・・?」
下着しか身に着けていない冴子を縄で縛れと命じられて狼狽えている大臣だった。
「仕方ありません。大臣。今はこいつらが言うとおりにしてください。私は縛られることは全然構いませんから。」
そう言って、冴子は両手を背中に出して交差させる。
「そうだ。折角だから大臣、この女の下着も全部剥ぎ取ってから縛るんだ。」
「下着を剥ぎ取る・・・? いいのかね、君。」
「構いません。この男の言う通りにしてください。」
菱田大臣は仕方なく冴子の身体からブラジャーとパンティを脱がせると、自分の前に差し出された冴子の両手首を渡された縄で縛っていく。その際の様子は全て朱美がビデオカメラで撮り続けていたのだった。
次へ 先頭へ