妄想小説
女敏腕警護官への逆襲
十九
最後に男は蹂躙の爪痕を残したいかのように冴子の膣の中で果ててから、濡れそぼった肉の塊を引き出す。その肉棒の先から冴子の割れ目へ掛けて引いている糸は、男のスペルマなのか、反応した冴子の愛液なのかもうわからなくなっていた。
冴子が正気に返った時、両手を括っていた縄と両足首に繋がれていた縄は既に解かれていた。しかしだからと言って冴子には立ち上がって戦うだけの気力も体力も既に失われていた。
男はなにやら後ろに持っていたバッグの中から取り出した。ガチャガチャ音を立てながら引っ張りだしたその物を両手を挙げて生身の身体を晒している冴子の足元に放り投げた。
それは50cmほどの長さの頑丈そうな鉄の鎖の両端に鋲が打ってある太い革製のベルトで出来た枷が付いているものだ。
「それを両脚に嵌めろ。」
革のベルトを足首に当てて、嵌めると両脚はかろうじて開いていることは出来るが、咄嗟な身動きが封じ込められる。勿論、冴子の得意な蹴り技を使うことも出来なくされてしまう。
「そらっ。」
男はもう一本の鎖を投げてきた。それには、やはり鋲が打たれた太い革製の輪と、銀色に光る手錠が50cmくらいの鎖で繋がれたものだった。
「それを首に巻くんだ。」
命じられるままにするしかなかった。太い革製のベルトを首に巻く。それはまるで首輪で繋がれた犬のような格好である。
「鎖は背中に垂らすんだ。そしたら、両手首を手錠に掛けろ。」
男の意図は明らかだった。後ろ手錠で前からの責めに無防備にさせるだけでなく、首から垂らされた鎖に手錠を繋いでしまうと両手を下げることも出来ず、尻への責めにも、何の抵抗も出来ないのだ。
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