妄想小説
女敏腕警護官への逆襲
二十八
「そ、それは・・・。」
奥へ引っ込んで男が持ってきたものはアルマイト製の洗面器だった。
「ま、まさか・・・。それにしろって言うつもり?」
「ああ。それも俺たち皆の見ている前でな。奴隷のお前に相応しい粗相の仕方ってやつだ。」
「で、出来ないわ。そんな事・・・。」
冴子の窮地に男たちは余計に面白がって囃し立てるのだった。
「公安の敏腕女捜査官殿が、俺たちの前でお洩らしをするところを披露してくれるって訳だ。別に良いんだぜ。洗面器にオシッコしようが、パンツ穿いたままお洩らししようが。さあ、見せて貰おうじゃないか。」
「ううっ・・・。わ、わかったわ。ここにしますっ。でも、自分では下着を降ろすことが出来ないの。この手錠は首輪に鎖で繋がれていて、手を下げることが出来ないの・・・。」
「パンツを降ろして欲しいってのか? だったらはっきりそう言うんだな。」
「ううっ・・・。ぱ、パンツを・・・、お、降ろして・・・、くだ・・・さい。」
男たちの非情なやり口にすっかり意気消沈して、首をうな垂れて頼むしかない冴子だった。
男の一人が冴子の前にやってきてしゃがんで冴子のスカートの前に手を伸ばす。
「さ、もう一度言ってみな。」
「え? ううっ・・・。ぱ、パンツを・・・、パンツを降ろしてくださいっ。」
「へっへっへっ。しょうがねえな。じゃ、降ろしてやるよ。それっ。」
男が冴子の下着を膝までずり下げると、冴子はへなへなと洗面器を跨いでしゃがみこむ。
「はっはっはっあ。すげえ量のオシッコだぜ。警察学校じゃそんなことまで教えてくれるのか。男たちの見ている前で、どうやってションベンをするのか。」
男たちの嘲りの言葉に耳を塞ぐことも叶わず、俯いて恥ずかしさを堪えているしかない冴子なのだった。
「さ、地下室へ連れて行くから立な。」
最後の滴が落ちたところで冴子は股間を拭うことも出来ないまま立ち上がる。
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