東屋吊り下げ

妄想小説


女敏腕警護官への逆襲



 十五

 「ふん、いい格好だぜ。まずはたっぷり可愛がってやろう。」
 男は冷たくそう言い放った。

 男は完璧に冴子の手足の自由を奪ってから、近くにやってきた。慎重の上にも慎重を重ねた行動だった。従って、冴子には反撃に出る一部の隙も見出すことが出来なかったのだ。
 男は、まず冴子の下腹部に手を伸ばしてきた。鍛えられた肉体は締まっている。が、それは鋼のような筋力を生み出すとはいえ、所詮女体の肉体である。白いすべすべした肌に男の悪魔のような手が伸びてゆく。

おまんこ指差し

 男の悪魔の指は、冴子の屈辱感を煽り、自尊心を喪失させることが狙いであるかのように、執拗に薄い草叢の下の割れ目と鼠頚部の上を、割り込ませるでもなく、離れるでもなく何度と無くなぞってくる。あたかも、冴子のほうから、入れて欲しいという意志表示の印である淫らな汁を垂らしてくるのを待っているかのように。
 冴子は職業柄、拷問を受ける訓練も一応受けてはいた。が、それは激しい痛みや苦しみを耐え忍ぶ訓練であって、羞恥心と屈辱感という精神的な動揺を堪えるようなものではなかった。一気に強姦されたほうが、まだ耐え忍び、冷静さを保つことが出来たかもしれなかった。
 次第に反応してくる身体、どうしようもなく襲ってくる何とも言えない快感に酔いしれてしまいそうになることに冴子は恐怖を憶えた。もはや、自分の恥部から性液を垂らしてしまうことを抑える術もなかった。次第にピチャピチャ卑猥な音と立て始める自分の下腹部に、耳を覆うことも出来ず、只自分の女としての性を呪うしかなかった。

saeko

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