妄想小説
潜入捜査官 冴子 第二部
四十八
頭からずぶ濡れにされながらも冴子は男達を睨みつける。
「もう一回やってやるか。それっ。」
「いや、待てっ。それ以上やってると死んじまうぞ。ちょっとやり方を変えよう。」
冴子が口を割りそうもない為、恭平は何やら思案していた。
「そうだ。あの若僧をこっちへ連れてこい。」
若僧と聞いて、雄太のことを思い出した冴子は不安にかられる。雄太も相当な拷問に遭っている可能性が考えられたからだ。
やがて顔中を痣だらけにした雄太が後ろ手に縛られたまま冴子の前に連れて来られる。
「雄太っ、大丈夫?」
「冴子さんっ。俺のほうはどうでもいいんです。俺のせいで冴子さんまで捕まってしまって・・・。」
「ほう、こいつは奈美じゃなくて冴子っていうのか。おい、冴子。確かにこいつがドジを踏んだおかげでお前も捕まったんだ。こいつには落とし前をつけて貰う必要があるよな。」
「何を言っているの。どうしようって・・・。」
「ふふふ。おい、この小僧のズボンとパンツを降ろしちまえ。」
「あ、な、何をするっ。やめろっ・・・。」
しかし縛られた雄太にはどうすることも出来ない。あっと言う間に冴子の前で男性自身を露わにされてしまう。
「おい。このじゃじゃ馬娘が振り回していた日本刀があったろ。それを持ってくるんだ。」
「へえ。これです。」
部下が渡してきた鬼源から冴子が預かった日本刀をさっと抜刀すると露わにされた雄太のペニスに刃先を向けるのだった。
「何するつもりっ・・・。」
「ふふふ。こいつをこれで斬り落しちまうのさ。男の大事なものをな。」
「や、やめるのよ。そんな事・・・。」
「お前がおとなしく言う事をきかねえのがいけないのさ。お前の目の前で処刑してやる。」
「ううっ・・・。」
自分のペニスが日本刀で斬り落とされると聞いて、雄太は真っ青になっている。
「そんな事、させないわ。やめなさい。」
「ふふふ。そんじゃあ、お前が代りになるか? そうだ。いい事を思いついた。この日本刀の切っ先をお前のおまんこの中に挿し込んだままで俺がお前の尻の穴を犯してやる。お前がじっとして耐え抜いたら、こいつのペニスを斬り取るのは赦してやろう。どうだ?」
「いいわよ。何でもしたい通りするがいいわ。その代り、私が堪えたら雄太への処刑は止めるのよ。」
「いい覚悟だ。おい、お前等、こいつを台に括り付けて準備しろっ。」
男たちが冴子を四つん這いの格好で固定する台を持ち込んできて冴子をそこに縛り付ける。
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