メイサ白着物緊縛

妄想小説


潜入捜査官 冴子



 十七

 冴子がもうそれ以上逃げられない状態にさせられてしまうと、安心したかのように源蔵は冴子の戒めを受けた姿を眺めながら悠々と手酌で酒を呑み始めたのだった。
 「私をこんな格好にして、犯そうというのではなかったのですか?」
 「ふふふ。さっき、言ったろう。儂は縛られた女を眺めているのが好きなのだ。」
 「クラブで聴いたのですが、以前居た純子さんという人もこうやって縛っていたのですか?」
 純子という言葉に一瞬、源蔵は眉毛を吊りあげたように見えた。
 「純子か。勿論、あいつも私のところに来る時はいつも縛ってやったさ。」
 冴子は縛られた純子が目の前の源蔵に犯されるところをつい想像してしまう。潜入捜査官であるからには、潜入先の男を信用させる為に男から縛りたいと言われれば拒めなかった筈だ。純子だって両手を後ろ手に縛られてしまえば、犯そうとするのを抵抗出来た筈はない。
 「どうした、その目は? 『私は娼婦じゃない。身体を捧げる為に来てる訳じゃない』とでも言いたそうな顔をしてるな。」
 「そうです。犯される為に来てる訳じゃありません。」
 「ふふふ。だったら安心しろ。お前を縛っているのは犯す為じゃない。観て愉しむためだ。お前はこれまでの数々の女の中でも縛られた姿が飛びっきりそそるからな。」
 「ただ、縛るだけ・・・?」
 「そうだ。だが、縛られた女の方はそれだけじゃ満足できないのも多い。そういう女には悦びを与えてやらんでもないがな。」
 「悦びを与える?」
 「実はな、儂は長年糖尿病を患っていてな。そのせいであそこは立たんのだ。」
 「えっ? それって、ED・・・。」
 「そうだ。最近はそう言うらしいな。勃起不全。つまりインポってやつだ。だからお前は縛られていても犯される心配はないという訳だ。しかしあそこが立たん分、指使いで女を悦ばせることを覚えたのだ。今ではどんな気丈な女でもイカせることが出来るようになったのだ。試してみようかいの。」
 「え、いいです。大丈夫ですから。」
 「ふふふ。女は口では正直ではないからな。あそこに答えさせてやろう。」
 「あそこに答えさせる?」
 「ふふふ。ここだよ。」
 そう言うと源蔵は冴子の着物の裾を鷲掴みにして、ぐいっと自分のように引き寄せる。
 「あっ、駄目っ・・・。」
 しかし源蔵の手はどんどん冴子の着物の裾をたくし上げていく。何とか防ごうとするのだが、両手がきっちり背中で戒められている為に何もすることが出来ない。あっと言う間に乱された裾から白い太腿が覗き始める。
 「あ、いやっ・・・。」

メイサ被縛股割り

 大きく割り開かれた太腿に源蔵の手が割り込んでくる。冴子には両方の腿をぴったり閉じておくことしか逃れる手立てがないのだが、半分吊られたような格好では腿にもうまく力が篭められない。源蔵は慣れている様子で、膝を崩した片方の足首に馬乗りになって抑え込むと、腿と腿の間を巧みに指を這わせていく。そしてその指がとうとう陰唇に達してしまうのにたいして時間はかからなかった。
 「ほう。やっぱり身体のほうは正直なようだな。もうここはしっとりと濡れているじゃないか。」
 「い、いやっ・・・。」
 冴子が大きくかぶりを横に振るのだが、源蔵の指が会陰の方から割れ目に沿ってなぞり上げるのを防ぐことが出来ない。男の指が陰唇に触れると身体に電気が走ったような衝撃を感じる。
 「ほらっ。これでもしたくないのだと言えるのか。」
 冴子の目の前に翳された源蔵の指の先がぬらっと濡れて光っている。
 「ち、違うんですっ。」
 「違うもなにも、身体は欲しがっておるぞ。正直になることだな。」
 そう言うと源蔵は身体の位置を変えて冴子の背中をしっかり後ろから抱えるように自分の身体をぴったりと冴子に密着させると、くの字に曲げた指を再び冴子の陰唇に埋める。
 「あっ・・・。あうっ。」
 思わず冴子は溜息を洩らしてしまう。

saeko

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