妄想小説
走る女 第一部
四十
「で、ちゃんと生理が終わったら、陰毛を剃らせてやると約束したんだな。」
前日と同じ様にスタンド下のシャワー室に連れ込まれて両手を後ろ手に縛られた莉緒に男がそう訊いてくる。
「どうせ、動画通話のスマホで全部聞いてたんでしょ?」
「まあな。ちゃんと録画もしてあるけど。」
「やっぱりあれは録画しているのね。そんな録画を何に使うつもりなの?」
「それはそのうちわかるさ。それより生理のほうはどうなのか、調べさせて貰うぜ。」
そういうと、男は莉緒のランニングパンツとショーツを一気に膝まで下ろしてしまう。そのショーツの裏側にはナプキンが貼り付いているが、微かにうっすらと染みがあるかどうかぐらいのものしかない。両手を縛られた時からそういう目に遭うと覚悟していた莉緒は男にされるがままになっている。
「やはりもう殆ど終りのようだな。じゃあ、その陰毛は俺が剃りあげてやろう。」
「え、トオルに剃らせるって約束させたのは貴方じゃないの。」
「ふふふ。それはお前の旦那にがっかりさせる為さ。」
「そ、そんな・・・。そしたら、私はトオルに何て言えばいいの?」
「そんなのは自分で考えることだな。クニリンガスでもさせて、それで我慢して貰うんだな。」
そう言うと、莉緒をシャワー室の床に押し倒して起き上がれないように縛った縄の端を水道管に括り付けてしまう。
剃りあげてつるつるになった莉緒の陰唇を上から覗きこんでいた男は、莉緒に足を大きく広げるように命じる。
「無毛になったお前のおまんこの味見は俺が先にしてやろう。お前の旦那には使用済のお古を舐めさせてやろう。」
そういうと、ズボンとトランクスを一緒におろして床から起き上がれない莉緒の両脚を抱えてその中心に屹立したモノを突き立てるのだった。
「なあ、もう終わってるんだろ。約束だからな。あれをさせて貰うよ。」
「それなんだけど・・・・。トオル、ご免。私、自分で剃っちゃったの。」
「え、どういうこと?」
莉緒はトオルの為に穿いた短いプリーツスカートの裾を前の方で掴んで持ち上げる。スカートの下は既にショーツを脱いでノーパンになっておいたのだった。
「昼間にオナニーしたくなって、その時我慢出来なくなってつい自分で剃っちゃったの。」
「えーっ・・・。楽しみにしてたのに。」
トオルはスカートを持ち上げている莉緒の前にしゃがみこんで、つるつるで縦一文字の割れ目になってしまった莉緒の陰唇をしげしげと眺めている。
「ね、私を縛ってここを好きなだけクニリンガスして。それで我慢して。」
そう言われたトオルはもう堪らず、用意していた縄を取り出すと乱暴に莉緒を押し倒し俯せにひっくり返し両手首を背中で縛り上げる。
「じゃあ、望み通りここを舐め上げてやるっ。」
莉緒の両脚を肩で抱えるようにして広げさせると、剥き出しの陰唇にしゃぶりつくトオルなのだった。
「ああ、気持ちいいわ。もっとして欲しいけど、そろそろ貴方のモノで突き刺してっ。」
甘えたような声で莉緒がクニリンガスに夢中になっているトオルに向かってそう囁く。しかしトオルからは意外な言葉が返ってきたのだった。
「ああ。してやるけど、その前に僕も試してみたいことがあるんだ。嫌とは言わせないよ。」
「え、何するの?」
急に不安になった莉緒がそう訊いてみる。
「昨日、またこの間の投稿者らしい奴からメールが入ってね。今度はそのまま開けるタイプの添付だったんで開いてみたら、女を潮吹きさせるテクニックって指南書みたいな動画だったんだ。そのテクニックを試してみようと思ってさ。」
「潮吹き・・・? 何だか怖いわ。」
「大丈夫さ。きっとお前も気持ちよくなると思うぜ。さあ、いくよ。」
トオルはそういうと人差し指と中指を揃えて立てると莉緒の方に翳してみせる。
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