妄想小説
走る女 第一部
二十六
革ベルトの鞭から逃れたくて、必死でそのペニスを咥えこむ莉緒だった。
「ぷはっ。」
突然、莉緒は咥えていたペニスを口から一旦吐き出す。そして上目使いに男に媚びるような目で懇願するのだった。
「あ。あの・・・。昨日からフェラチオするだけで、わたしのあそこは疼いて仕方がないのです。どうか私のあそこもまさぐって頂けませんか、ご主人様。」
最早莉緒は自分の股間の疼きをオナニーで慰めるだけでは抑えきれなくなってしまっていた。
「フェラチオしてると、あそこが疼いてくるのだろ。じゃ、ここに横になれっ。」
そう言うと男は再び莉緒の口にペニスを差し込み、そのままの格好で莉緒を仰向けに寝かせる。そしてシックスナインの格好になると莉緒にフェラチオをさせたまま莉緒の剥き出しの陰唇に指を突っ込むのだった。
「あふ、あうあうっ・・・。」
口にペニスを咥えたままなので声にならない呻き声を発して莉緒は腰を振ってよがり始める。
「どうした。気持ちいいのか。ペニスを挿して欲しいんだろ?」
莉緒は口では答えることが出来ないので、咥えたまま首を縦に振ってお願いする。
「よおし。だんだん素直になってきたようだな。それじゃあ牝豚にご褒美だ。」
男はさっと莉緒の口からペニスを抜き取ると、莉緒の下半身の方へ身体を反転させていきなり脚を広げさせた中心に硬くなったものを突き立てる。
「あうううっ・・・。ああ、いいっ。」
ひさびさのペニスの挿入に周りに聞こえるかもしれないことも忘れて大声を挙げる。
「ああ、いいっ。もっと・・・、もっと突いてぇ。ああ・・・。あ、いやっ。抜かないで。」
必死に懇願する莉緒を尻目に、男はペニスを莉緒の陰唇から抜き取ると顔面に向ける。
白く濁った精液が莉緒の頬を直撃する。それを名残惜しむかのように舌に絡めて呑みこもうとする莉緒なのだった。
まだ立てないでいる莉緒を置いて、先に身繕いを済ませた男はポケットの中からスマホを取り出すと、録音停止ボタンを押す。ひさびさのペニス挿入にはしたない大声を挙げてしまったのを全て録音されてしまったことを莉緒は気づいていないのだった。
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