妄想小説
美教師を奈落に貶める罠
四十三
「ねえ、恭平クン。今度の休みの日に私がお相手させられる男子高校生ってどんな子たちなの?」
「何でそんなこと、先生が訊くんだよ。」
「だって、趣味嗜好とか事前に知ってればそれに合わせて私も準備出来るじゃない。ただ犯されるだけじゃつまらないって思うようになったの。私だってセックスするんだから愉しみたいの。」
「愉しむ・・・?」
「そう。例えばウンとエロチックな・・・。そうだなあ、娼婦のような格好して誘うとか。」
「先生が誘う・・・?」
「そうよ。だって男子高校生って回復が早くて何度でも出来るんですもの。権藤さんは持続力はあるけど、一回やったらもうお終いですぐには立たないでしょ。でも若い子はイクまでは早いけど、何度も出来るわ。だったら、いろんなパターンで愉しまなくっちゃ。」
「・・・。今度の休みは、一回お休みだ。つまり筆おろしの奉仕は無しってことだ。」
「え、どうして?」
「俺だっていろいろあって忙しいんだよ。お前にばかり、付き合ってはいられないからな。」
「そうなの? じゃ、権藤さんと愉しもうかな。」
「お前の方から勝手に権藤に連絡するの許さない。権藤にももう勝手にお前の調教はさせないようにするからな。」
「権藤さんがしてたのは、やっぱり調教だったのね。」
薫は美鈴に教えられて恭平や権藤との接し方を変えてから、確実に事態が変わりつつあることに確信を持ち始めていた。
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