妄想小説
美教師を奈落に貶める罠
二十二
「あぎゃあああああ・・・。」
薫は思わず悲鳴を挙げるが、男は容赦なく二発目、三発目と革ベルトの鞭を振るう。
十発目の鞭が薫の尻を打ち据えた時、とうとう薫は耐え切れなくなって、涙目で男に訴える。
「何時までこんな風に鞭を受けなければならないのですか? もう耐え切れませんっ。」
「お前が深く反省するまでだ。」
「もう十分に反省はしています。ですからもう赦してください。」
「そんな嘘吐き女の反省の言葉など信用なるか。」
「では、どうすればよいのですか?」
「口先では何とでも言えるからな。態度で、身体でちゃんと詫びる気持ちを表すんだ。心から反省しているかどうかは俺が判断する。」
そう言った男は鞭を打つのにも疲れてきたらしく革ベルトを横におくとパイプ椅子にどっかりと腰を下ろす。それだけではなくベルトを抜き取ったズボンのチャックを降ろすとパンツも脱いで男性自身を露わにする。その浅黒い肉塊は怒張し始めている。
(えっ? それは・・・。)
男のその行動は、薫にはあることを要求しているようにしか見えない。
「わ、わたしに何かしろというのですか?」
「はん? 俺が命令するんじゃなくて、したいんだったらお前からお願いするんだよっ。」
「私がお願い・・・? えっ・・・。はっ、わ、わかりました。・・・。あ、あの・・・。お赦し頂けるように私にご奉仕させていただけませんか?」
「ふん、奉仕するだと。鞭を振るうのも疲れてきたんでちょっと休憩するから、何かしたいことがあるのなら、ちゃんと口で言ってしてみろっ。」
(私にビデオカメラの前で言えというのだわ。証拠に残そうというのね・・・。)
男の企みは理解したが、鞭打ちの刑から逃れるにはそれしか薫には思い浮かばなかった。
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