妄想小説
美教師を奈落に貶める罠
二十一
「さ、カメラのレンズを観ながら、その札を読むんだ。」
「うっ・・・。は、はいっ。わ・・・、わたしは、ま、万引きをした犯罪者・・・です。そ、その罪を・・・、その罪をつぐなう為に・・・、ば、罰を・・・、罰を受けることを了承します・・・。」
薫が読み上げるのを聞き終えると、男はやおら椅子から立ち上がってズボンのベルトを緩め始める。
(犯される・・・の?)
しかし男がベルトを緩めたのはズボンを下す為ではなかった。するっとベルトをズボンから抜き取ると二つに折る。分厚
い革のベルトには鋲が打ってある。
「さ、こっちに向けて尻を出しな。」
「ま、まさか。それで・・・。」
「顔を床にくっつけて四つん這いになりな。そしてTシャツの裾はたくし上げるんだ。」
「罰をお願いしますって言うんだよっ。」
「え? そ、そんな・・・。ああっ、ば、罰を・・・、罰をお願いします。」
ヒューンという音がして、振り上げられたベルトの鞭が薫の尻で炸裂する。
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