妄想小説
美教師を奈落に貶める罠
十八
排水溝まで1mほどに近づいたところで薫はショーツを引き下げ屈みこむ。一旦括約筋を緩めたらもうゆばりは止まらなかった。その水跳ねに気を取られていて薫は屋上の出入り口がすっと音もなく開いて、デジカメを構えた恭平が自分に向けて動画を撮っている姿に気づかないでいた。二日連続で放尿する様を動画に録られてしまったのだった。
学校のチャイムが夜8時を告げた時には辺りはもうすっかりと暗くなっていた。薫は既に二度目の放尿を屋上隅の排水溝の前にしゃがんで出したばかりだった。しかしその頃にはすぐ下の階には生徒は誰も居ない筈でその階のトイレを使っても大丈夫だった筈だが、それにさえ気づかないほど気が動転していた。薫の心配は夜の8時ではまだ誰かが残業をして点付けなどを職員室で仕事をしているかもしれないということだった。しかしあまりに遅くなると警備員が夜の巡回に廻り始める可能性があるので、その前に何とか職員室にまで辿り着かねばならないと思案していたのだ。
音を立てないよう抜き足差し足で廊下を抜け階段を降りて職員室へ向かう。幸い灯りは点いておらず誰も居残りはしていない様子だった。薫は足を忍ばせて自分の席に向かう。しかし恭平が置いておくと言っていた薫のスカートは見当たらない。
(まさか持ち帰ってしまったのでは・・・。)
薫が絶望的になり始めた時に何やら椅子の下に丸めたものがあるのに気づく。明かりは点けられないのでしゃがんで手探りで引っ張り出してみると自分のスカートに間違いなかった。
(あったわ・・・。これで何とか帰れるわ。)
暗がりの中でスカートを着用した薫だったが、その時にはまだ恭平の酷い仕打ちには気づいていない。恭平はスカートを職員室に持って来る前にトイレの個室でオナニーをして、射精して出した精液を薫のスカートで拭き取っていたのだった。精液は既に乾いてしまっていたが、薄い沁みになってスカートの真正面にくっきりと浮き出ていた。その事に薫が気づいたのは駅のホームに立った際に近くにいた駅員が怪訝そうな顔で薫の下半身を凝視しているのに気づいた時なのだった。
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