超ミニ強要

妄想小説


美教師を奈落に貶める罠



 二十七

 店のトイレの個室でスプリングコートを脱いで小さく折り畳んでバッグの奥にしまってから男が待っている筈のバックヤードの事務所に向かった薫だった。下着を着けていても恥ずかしいほど短いワンピースなのに、その下には何も穿いていないノーパンなのだと思うと、バックヤードに行くまでも薫は気が気でなかった。
 「ほう。約束どおりそれを着てきたんだな。大分、従順になってきたじゃないか。しかも生足とは。俺の好みも理解してきたようだ。ここに来るまでその格好で来たんだろうな。」
 「えっ? あ、はいっ・・・。」
 「相変わらず嘘が下手だな。そんな格好でお前が外を歩ける筈がない。」
 「うっ・・・。じ、実はお店に入るまでは上にコートを羽織ってきました。」
 「やっぱりな。どうせそんな事だろうと思ったんだ。罰として俺の前でそのワンピースの裾を持ち上げてパンティを見せてみろ。」
 「うっ。そ、それは・・・出来ません。」
 「出来ませんだと? 俺の命令を拒む権利がお前にあるとでも思っているのか。」
 「あ、あの・・・。そうではありません。じ、事情があって・・・。パンティは穿いていないのです。」
 「何だって? お前、そのミニのワンピースの下はノーパンなのか。」
 「は、はいっ・・・。」
 薫は首を項垂れるほかはなかった。
 「それじゃ、この間の部屋にもう一度行って貰おうか。しかし今回は荷物配送用のエレベータじゃなくて、店内のエスカレータで上がるんだ。」
 「ええっ? こんな短いワンピースなのに・・・。それに今、下着は着けてないっていったじゃないですか。」
 「ふふふ。罰さ。勝手にコートを羽織ってきたからな。まあ、スカートの奥を覗かれないようにせいぜい気をつけるんだな。」
 薫は三つのフロアを上がるまでスカートの奥を覗かれないかヒヤヒヤしながら男の前に立ってエスカレータを昇らされたのだった。お客の居ない事務フロアまで上がってやっと安堵した薫だったが、部屋に入るなり再び三脚に据えられたビデオカメラが用意されているのに気づく。
 「さ、もういちどこの間の札を首に掛けて貰おうか。」

kaoru

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