屋上再呼出し

妄想小説


美教師を奈落に貶める罠



 二十四

 「ねえ、氷室クン。私をこんなところに呼び出して、どうしようっていうの? まさか、この前と同じようなことをしようというのじゃないでしょうね。」
 「そうそう。あの日は夜遅くまでここに居たんだったよね。屋上は結構寒かったろ? スカートもなかったんだし。」
 「当たり前でしょ。スカートも無しで暗くなるまでここに居なくちゃならなかったのよ。」
 「それでトイレも我慢出来なくなっちゃったんだ。」
 「えっ? 何を言ってるの・・・?」
 「だって先生。ここでオシッコしたよね。あの隅の排水溝の傍で。」
 「えっ、まさか・・・。」
 「ああ。先生がパンツ下してあそこにしゃがんでオシッコするところ、ちゃんと見届けたよ。っていうか、ビデオも撮らせて貰ったけどね。」
 「えっ、私の事、ビデオに録ったっていうの?」
 「ああ。見たいかい? クラスの男子生徒たちは絶対見たいだろうけどね。オシッコしてる先生の姿って、結構無様で笑えるからね。」
 「ああ、言わないでっ。そんな事・・・。」
 「それに、あの日。あのスカートで電車に乗って帰ったんだろ? みんなに見られて恥ずかしくなかったの?」
 「あ、あれは・・・。やっぱり貴方だったのね、私のスカートを汚して沁みを付けたのは。あんな酷いこと・・・。」
 「ボクに逆らえば、どうなるかってこと。ちゃんと身に染みて分かって貰う必要があるからね。さ、今日もスカートをここで脱いで貰うよ。」
 「な、何言ってるの。そんな事、出来る訳ないじゃないの・・・。」
 「先生。まだ自分の立場をよく理解していないみたいだね。ボクに逆らうと校長先生に全部、話しちゃうよ。それからオシッコしてる先生のビデオ、みんなで回覧してもいいんだよ。」
 「ああ、やめてぇ・・・。わ、わかったわ。でも、今日はまだ午後も授業があるのよ。この間みたいに夜までスカート無しでここに潜んでいる訳にはゆかないのよ。ね、それは分かって。」
 「それは先生の勝手な都合でしょ。さ、脱ぐの? 脱がないの?」
 「わ、わかったわ。でも、お願いよ。私の立場も分かってっ。」
 恭平の機嫌を損なうとどこまで酷いことをされるか不安な薫は言われた通りスカートのホックを外して脚から抜き取って屋上の床にスカートを置く。
 「えっ、何するのよっ。や、やめてっ・・・。」
 薫がスカートを床に置くや、恭平はズボンのチャックを下してペニスを出していたらしく、床のスカート目掛けて放尿をし始めたのだった。それにすぐに気づいた薫だったが、もうどうしようも無かった。みるみるうちに薫が脱いだばかりのスカートは小水まみれになっていく。
 「ああ、何て酷い事を・・・。私、どうすればいいの? 午後も授業があるのよっ・・・。」
 「大丈夫だよ、先生。スカートなら替えをボクが貸してあげるから。ほら、これっ。」
 恭平は予め用意してあったらしいものを薫に翳して見せる。しかし、それは丈が極端に短いテニス用のスコートなのだった。
 「そ、それってテニスのスコートでしょ? そんなの穿いて午後の授業をしろっていうの?」
 「いやなら、スカートなしですれば? それは相当刺激的だと思うけど・・・。」
 「ううっ・・・。わ、わかったわ。そのスコートを貸して頂戴っ。」
 薫が手を伸ばすが恭平はスコートを持った手をさっと後ろへ下げる。
 「只って訳にはいかないよ。先生のパンティとなら交換してもいいよ。」
 「えっ・・・。パンティと交換って。私にノーパンでそのスコートを穿いて授業をしろって言うの?」
 しかし、結局薫は恭平の提案を呑まざるを得なかった。パンティを脱ぎ取り、恭平に渡す代わりに短いスコートを受け取った薫は午後の授業開始のチャイムが鳴り響くなか、すぐに職員室に戻ることも出来ず、小水まみれにされた自分のスカートを洗って人の目につかない倉庫の奥に干してからノーパンの超ミニスカートで授業をする為に教室に向かったのだった。
 授業開始時間を少し遅れて入ってきた薫の姿を見て、教室内は騒然となった。

kaoru

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