妄想小説
美人アナ まなみが受ける罰
七
ブーン。
突然鈍い振動音がまなみの耳に入ってきた。男のほうを見ると何時の間にか手に短い棒のようなものを持っている。その棒状のものが振動しているのだった。男がその物の根元にあるらしいスイッチをいじると、今度はその棒状のものがくねくねと曲がってうねりだした。
「そ、それは・・・。」
まなみもバイブレータがどんな物か知らない訳ではなかった。ある番組の取材で目にしたことがあったのだ。しかしまなみ自身は、それを自分自身に当てたことはなかった。何故男がそんなものを持出したのか、まなみは直ぐさま理解した。
男はその震える棒状のものをまなみの目の前に翳す。近くでみると、それは男性自身を模っているのは明白だった。あたかも生きている肉塊のようにそれはまなみを誘っていた。
「まさか、それを・・・・。い、嫌よ。そんなもので・・・。」
しかし、どんどん募りくる股間の痒みはまなみの理性をどんどん喪わせていく。
「ああ、駄目っ。ああ、嫌っ。ああ・・・、でも我慢出来ない。くっ・・・。ああ、もう駄目。それを当てて。あそこに当ててっ・・・。」
まなみの切実な願いを嘲笑うかのようにまなみの身体から一旦その震える物体を遠ざける。
「ああ、お願いっ・・・。もう、おかしくなりそう。」
狼男は身を屈めてまなみの大きく開かれた両脚の下で震えるバイブを構える。しかし、すぐには仕掛けてこない。
「ああ、もう焦らさないで。我慢出来ないの。そのバイブで思いっきり股を擦ってっ。」
とうとうまなみは自分からバイブを当ててくれるように懇願するのだった。
「は、早くぅ・・。ああ。欲しいの、それが。お願いよ。」
突然、それは剃り上げられた真一文字の陰唇の上部、クリトリスの上辺りに押し当てられた。
「ああ、いいっ。ああ、堪らないわ。気持ちいいっ。」
しかし、一瞬でそのモノはまなみの股間から引き離されてしまう。
「いやっ、止めないで。もっと・・・、もっと押し当ててっ・・・。」
まなみはオモチャを取り上げられた赤子のように泣き叫ぶ。一旦は癒えかけた痒みだけに、おあずけを喰わされると否が応でも焦燥感は倍増するのだった。
「お願い。それを・・・、それをアソコに当ててっ。ああ、我慢出来ない。」
不自由な身体のままで、腰を振り続けるようにしてバイブを当てられるのを請い続けるまなみの姿をみて、男はバイブの代りにもう片方の手を伸ばして指の先でまなみの陰唇を撫であげる。
ピチャッ。
卑猥な音がするのをまなみ自身も聴き逃さなかった。しかしなな実自身は陰唇が既に潤っているかどうかなど痒みを癒したい切実な思いの前にはもはやどうでもよかったのだ。
ズブっ。
今度は更に大きな音がして、震えるバイブがまなみの陰唇の中に割り込んできた。まなみは自分の身体がその闖入物を逃すまいとするかのように、自分の理性とは裏腹に収縮して咥えこもうとするのを感じていた。
「ああ、いい。いいわ。ああ、もっと・・・。もっと・・・。」
まなみは自分がビデオカメラの前で半狂乱になってよがっていることをすっかり忘れていた。既に自分自身を冷静に見つめることなど出来なくなっていたのだった。
「ああ、イクぅ・・・。イッてしまうわ・・・。ああ・・・。」
ビデオカメラの前で最高回転で振動し続けるバイブを股間に埋め込んだまま、とうとうまなみは白眼を剥いて失神してしまったのだった。
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