パンもろ

妄想小説

美人アナ なな実が受ける罰


 三十七

 「こ、これなのか。マンスジってやつは。こうしてみると、薄いパンティの下に陰毛がよく透けて見えないもんだな。」
 「ふふふ。剃らせているんですよ、あそこは。あの下はつるつるなんです。」
 「何だって?」
 藤森は局長がゴクンと喉を鳴らしたのを見逃さなかった。

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 「このアングルもなかなかでしょう。いつもは真正面からしか見てないから、後ろから覗いたらどんなになってるのか気になっていたでしょう。」
 「ああ、やっぱりあんなに短いスカートだと後ろからは丸見えなんだな。カメラマンが羨ましい。」
 「ははは、テレビ関係者がそんな事言ってちゃ駄目ですよ。あくまでも視聴者にとっては夢の幻想なんですから。」
 「しかし、このなな実とかいう娘。よく、こんなの撮らせてくれるね。」
 「はあ、あいつはちょっと私に借りがあってね。以前におっきなしくじりをして私がカバーしてやったもんだから、私には絶対服従なんですよ。私の言う事なら何でも聞きますよ。そうだ。一度試してみましょう。局長。いつも使ってる料亭に接待だからって私を招待してくださいよ。あの子を連れていきますから。」
 「ほんとか。それは愉しみだなあ。ははは。」

 その高級料亭での密会は最初の予約を局長秘書に入れて貰ったものの、その後のセッティングは全て藤森が一人で行ったのだった。秘書には海外との提携の下打合せで極秘で進める必要があると外に洩れないように釘を差してあった。局長に随行する鞄持ちとして藤森が特別に任命されたことにして、海外からの賓客という役目は何も知らされていないなな実が行うことになっていた。
 「お連れ様がいらっしゃいました。」
 奥の座敷で待つ局長の鈴木と藤森に仲居が来客の到着を告げる。そして仲居に連れられて入ってきたのはサングラスに鍔の広い帽子を被ったなな実なのだった。
 既に料理などは運び込まれていて、藤森は極秘の打合せだからとすかさず仲居に人払いを告げておく。
 仲居が去ってしまうと、なな実はカムフラージュの帽子とサングラスを取る。

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