尿意限界

妄想小説

美人アナ なな実が受ける罰


 四

 なな実は必死で尿意と闘っていた。いずれはこういう事態になることは予測された。限界が訪れる前に男が戻ってきてくれるのを祈るように願っていた。男が戻ってきたら、どんな事でもするからと言ってトイレに行かせて貰うつもりだった。しかし男はなかなか戻ってこなかった。
 なな実はこめかみに脂汗を流しながら必死で堪えていた。もう一刻の猶予もならないと思った。そんな時に漸く狼男が現れたのだった。
 「あ、来た。ねえ、お願い。ちょっとでいいから、これを外してっ。あ、あの・・・。お、おトイレに行かせて欲しいの。もう、我慢の限界なのよ。ねえ、お願い。トイレに行かせてくれたら、また大人しく手錠を掛けさせてあげるから。ね、いいでしょ。は、早くっぅ。」
 男は何故か片手を背中に回して何か隠し持っている様子だった。なな実の慌てようには知らぬ振りをしながら悠然と近づいてくる。
 「ねえ、お願いよ。ああ、もう洩れちゃうわ。これっ、外してっ。私をおトイレに行かせてっ。」
 仮面の下は見えないのだが、何故かなな実には男が仮面の下で嘲笑っているような気がするのだった。すると、男は背中に隠していたものをなな実の目の前に翳してみせる。
 「え、それっ・・・。尿瓶じゃないの。え、まさか・・・。それにしろって言うんじゃないわよね。い、嫌よ。そんなの。ああ、もう洩れちゃう。ああ、早く外してっ。」
 身体を震わせて懇願するなな実を完全に無視するかのように手にした尿瓶をなな実の眼前に翳した後、もう片方の手でなな実のワンピースの裾を掴むと一気に胸元まで捲り上げる。なな実の白いレースのショーツが丸見えに露出される。足首を縛られた際に既にストッキングは脱がされているらしく、剥き出しにされた下半身には最早たった一枚のショーツがあるきりだ。大きく肌蹴られたワンピースからはショーツとお揃いのデザインのブラの片端が見え隠れしている。
 「きゃっ、何するの。やめてっ。」
 しかし男は躊躇することなく、尿瓶を片手に持ったまま、腰骨のあたりのショーツの端を掴むと下に引き下げている。両手首にがっしりと食い込んだ手錠がなな実に抵抗することを許さない。ショーツを下されているのをただされるがままになるしかなかった。
 「ああ、もう駄目。これ以上我慢出来ないっ。」
 なな実が首を項垂れるのと同時になな実の股間に尿瓶の口が押し当てられる。
 ジョボジョボジョボッ。
 思わず耳を塞ぎたくなるような音だが、なな実には耳を塞ぐことも叶わない。長く我慢していた膀胱が勢いを止められず、尿瓶の奥底までを叩くようにゆばりが迸り出ていた。
 ようやく股間から勢いのついた放出が止まり、その後は暫く滴がぽたりぽたりと陰唇からだらしなく垂れている状態が続いていたが、やがて最後の一滴が落ちてしまうとなな実はぶるっと身体を震わせる。

  次へ   先頭へ




ページのトップへ戻る