妄想小説
美人アナ なな実が受ける罰
三十二
「ねえ、まずは私のパンツを返して頂戴。」
藤森を伴って会議室に入ったなな実は、今度は自分からドアにロックを掛ける。藤森はしぶしぶと言った表情で尻のポケットから丸めたなな実のショーツを取り出すとなな実に渡す。
「穿いちゃうから、ちょっと向こう向いていて。」
「ああ・・・。」
そう言いながらなな実に背を向けたものの、なな実がパンツを穿いている様を見てみたくてこっそり携帯を取り出すとカメラモードにして身体の横からなな実の痴態を写し撮る。
「ゴホンっ。」
シャッター音を掻き消すためにわざと大き目に咳払いをしてみる。
「もういいわ。」
パンティを腰まで引き上げ、短いスカートをおろし下げるとなな実は藤森に声を掛ける。
「あなた、あのエクササイズは男から指示されて私にやらせたって言ってたわよね。」
「ああ、そうだけど・・・。」
なな実は相手に言いくるめられないように、一回大きく深呼吸してから毅然として言い放った。
「あの男って言ってたけど、貴方の一人芝居でしょ。」
「え、何言うんだい? 突然・・・。」
「あなただって判ったのよ。私を脅していろんなこと、やらせてたのは。」
「いったい何の事?」
「惚けないで。私、見たのよ。貴方のロッカ―の中で。例の狼の被り物・・・。」
「うっ、あ、あれを見られたのか・・・。」
「もう言い逃れは出来ないわよ。どういうつもり。」
「そうか。ばれてしまっては仕方ない。まあ、いずれは明かすつもりではいたんだ。その方が大っぴらにお前を奴隷扱い出来るからな。」
「奴隷ですって?」
「そうさ。お前は俺の奴隷になって、何でも言う事を聞くのさ。」
「だ、誰があなたの言う事なんか・・・。」
「そうかい。じゃ、これを見てみな。」
藤森が差し出したのは一枚の写真だった。目隠しが入った剃毛されているシーンとはまた別の物だった。
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