憤り

妄想小説

美人アナ なな実が受ける罰


 三十五

 「ひ、卑怯だわ。あなたって、最低よ。」
 「何とでも言うがいいさ。だけど、お前はもう俺の言う事を聞くしかないのさ。アナウンサーって仕事を続けたければな。」
 そう言うと、藤森はなな実の両手を縛った縄を少しだけ緩めて平然と出ていってしまったのだった。

撮影呼出し

 「こ、これでいいの?」
 呼び出されたのは、局でも時々利用している個人経営の個別スタジオだった。内密の撮影をする時などに使われるもので、人払いをするのに都合がいい場所だった。
 その日も渡されたのはとびっきり短いスカートだ。もちろんアンスコを穿く事は許されていない。
 「ああ、いいだろう。その下は渡しておいた例の薄手のショーツ一枚だけだろうな。」
 「は、はい・・・。」
 アンスコどころか頼りなげな薄手のショーツ一枚きりで、陰毛が透けてしまいかねない。もっともなな実はその陰毛もすっかり剃り落されてしまっている。
 「それじゃ、撮影を始めようか。いつもの音楽を掛けるからいつも通りの振付で身体を動かすんだ。後で編集するから、何度か同じポーズを取って貰う。いいな?」
 「わ、わかりました。」

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