妄想小説
美人アナ なな実が受ける罰
三十三
顔の部分にモザイクが掛かっているものの、その責め苦を受けていたのが自分だっただけに、すぐに自分のものと気づく。
「こ、これは・・・。」
「そうさ、お前だよ。バイブをあそこに挿しこまれて今にもイキそうになっているお前の姿だよ。」
「こんなものをどうしようっていうの?」
「さあてね。こんなのがネット上にアップされたらどうなるかな。しかもそのキャプションに『これって真中なな実じゃねえ?』って書かれる訳だ。ネット上は大炎上の大騒ぎ間違いなしさ。」
「そ、そんな事したら・・・。」
「そう、アナウンサ生命は終りさ。お前が否定すればするほど、みんながお前じゃないかって詮索し始める。本物かどうか判別できるかどうかじゃない。お前じゃないかってみんなが疑うかどうかだ。お前はもう普通の顔じゃ、テレビに出ることだって出来なくなるんだぜ。」
「や、やめて。そんな事・・・。」
「だったら、どうすればいいか。わかるよな。」
藤森は後ろを振り向いて会議室の扉がなな実によってロックされているのを確かめると、やおらズボンのチャックを下してみせるのだった。
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