妄想小説
超力戦隊 オーレンジャー 樹里を貶める奸計
四十
樹里はパワーブレスの再起動ボタンを押した瞬間から自分の身体にパワーが蘇るのが感じられる。
「パワーアーップっ・・・。」
樹里がそう叫ぶと後ろ手の透明手枷が一瞬で吹っ飛ぶ。足首を括って吊っていた縄も自分の脚力だけで簡単に解け、樹里は自由を取り戻したのだった。
「お、お前・・・。騙したんだな。」
慌てる兵士に樹里は得意の足蹴りを使って一発で仕留めるのだった。
「桃、昌平、裕司、そして隊長・・・。今、助けにいくから待ってて。」
樹里は奪われていたそれぞれのパワーブレスを取り返すと、仲間が監禁されている洞窟の奥へ急ぐ。
「桃っ、貴方のパワーブレスよ。」
樹里からパワーブレスを渡された桃もすぐさまパワーを取り戻す。
「これさえあれば、もう負けないわよ。」
残りの三人も次々に樹里と桃に解放され、パワーブレスを装着してパラノイア達との戦闘モードに入るのだった。
完
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