妄想小説
超力戦隊 オーレンジャー 樹里を貶める奸計
二十三
「折角撮った貴重な映像だから、お前にも全貌を見せてやろう。」
樹里は目の前に現れたホログラムの画面に映し出された映像に思いもしなかったものが含まれていることに啞然としてしまう。
「こ、これは・・・。」
樹里が見せられた画面には兵士たちと戦わされている自分の姿だけではなく、桃の横に繋がれているオーブルーとオーグリーン、そして違う枠には隊長であるオーレッドの吾郎の姿があったのだ。しかも男たち三人は皆、ズボンも下着も奪われて陰茎丸出しの下半身素っ裸なのだった。
「どうしてこんな映像を・・・。」
「男たち三人がパンツも穿かないでペニスを丸出しで吊られていることを言っているのか? ふふふ、それはこの先を見ていれば分かるのさ。」
「何ですって?」
兵士に囲まれている樹里自身は両腕を背中で合わせて突っ立っている。一見、何も見えないがその手首同士は透明に変えられた手枷で繋がれているのだ。なので、見ているものには樹里が自分から両腕を背中側に隠すようにしているようにしか見えない。
やがて兵士が樹里に向かってパンチを繰り出してくる。樹里は必死で逃げ回っているが、そのうち兵士の一人に後ろから組み付かれると逃げ回ることも出来なくなって顔面や鳩尾に兵士が繰り出す拳をまともに喰らうようになる。
その時、樹里はあることに気づいてはっとなる。男たち三人の下半身で、ぶら下がっているものが次第に大きくなっていくのがはっきりと分かったからだ。
「ど、どうして・・・。私がパラノイアにやられているのをみて、男たちはペニスを勃起させているんだわ。」
「ふふふ。分かったか、オーイエロー。やつらはお前が兵士にぼこぼこにされて何も反撃出来ない姿を見て、興奮してペニスを大きくしているのだ。お前がやられればやられるほど、やつらのチンポは硬く、大きくなっていくのだ。」
「いやっ。こんなの、見せないでぇっ・・・。」
「顔を背けないでしっかり男たちの本性をみるのだ、オーイエロー。ほれっ。ちんぽがどんどん立っていくぞ。」
「ああ、いやよ。駄目、だめよっ。勃起なんかしないでぇっ・・・。」
「人間どもの男たちというのは、子供の頃からヒロインがやられそうになってピンチに遭うと、それを見て興奮してどんどんチンポを立ててしまうものなのだ。あのオーブルーやオーグリーンもビデオに録られているとも気づかずに、子供の頃のオナニーのことを白状していたからな。まさかオーレンジャー自身も子供の頃からヒロインがやられる姿を見てオナニーをしていたと白状してしまうとはな。オーレンジャー達も正義の味方を気取っていても、ピンチに立ったお前のような女を見ていると堪らない気持ちになってくるのだ。それを世界中のわんぱく坊主等に教え込んでなるのだ。そうやって精通前の坊主たちにオーレンジャー狩りごっこを教えこむのだ。」
「な、何ですって? こんなビデオを子供達に見せるつもり? だ、駄目よ。そんな事・・・。」
「正義の味方のオーレンジャーたちが、兵士にぼこぼこにされるオーイエローの姿をみてチンポを大きくしているのだ。こういうのを見て、自分もチンポを勃起させていいんだと擦り込んでいくのだ。」
「そ、それでオーレッドやオーブルー、オーグリーンたちを下半身裸にして吊っているのね。最初から勃起してくるのを見越してあんな格好をさせていたのね。何て卑劣なの・・・。」
「よく見るがいい。一番ちんぽを大きく立てているオーレッドのペニスの先からは何かが沁み出してきているのだぞ。あれは先走りというのだ。あの棹の部分をパラノイアの女兵士に一擦りさせれば、我慢出来なくなって暴発してしまうのだぞ。」
「え、しゃ、射精させようっていうの? だ、駄目よ。そんなこと、させないでぇっ。」
「ふふふ。どうした、オーイエロー。お前の大事なオーレッドが射精してしまうところを見たくないのか? ふふふ。今回はまだ射精はおあずけなのだ。もっといいシーンで射精させることになっているのでな。」
「何ですって。まだ何かさせるつもりなのね。」
「オーレッドが射精を我慢してどこまで耐え忍べるか一緒に見ていこうじゃないか。それじゃ、次の段階に行く前に、闘い続けたお前もさぞかし喉が渇いているだろうから少し飲み物を恵んでやろうじゃないか。おい、兵士。こやつにあれを呑ませるんだ。」
デクスターが近くにいた兵士に合図をすると兵士が何やら恭しく持ってきて樹里の傍にやってくるのだった。
「な、何? 何をするつもりなの・・・。」
次へ 先頭へ