妄想小説
超力戦隊 オーレンジャー 樹里を貶める奸計
三
「えっ。ど、どうして・・・。」
後ろから当てられたレーザービームのせいで、身体が痺れて桃の俊敏な動きが止まる。
膝がよろけてその場にしゃがみこんでしまう桃だった。
(ううっ。ち、力が・・・。はいらないわ。)
急いで救けを呼ぼうと、手首のパワーブレスに手を伸ばそうとした瞬間に兵士二人に両手を捩じ上げられ鎖の付いた手枷を嵌められてしまう。鎖を引く二人の兵士によって、もはやパワーブレスに手を伸ばすことも叶わなくなってしまう。そのパワーブレスももう一人の兵士によって奪い取られてしまうのだった。
両手首の他に片方の足首まで鎖で吊られてしまった桃は、兵士たちに牽かれるままに三方向から宙づりにされてしまう。
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