妄想小説
超力戦隊 オーレンジャー 樹里を貶める奸計
三十八
パラノイア兵達は樹里に見せしめとしての更なる辱めを受けさせようと、吾郎のブリーフを代わりに穿かせたまま、それが丸見えになるようにスカートのままの格好で天井から逆さ吊りにする。スカートはずり下がって男物のブリーフを穿いているのが丸出しになるが樹里は両手を後ろ手に手枷で繋がれているので自分では裾を抑えることも出来ないのだった。
逆さ吊りをされて暫くしてからパラノイアの兵士の一人が見張りとしてやってきた。兵士同士の話を盗み聞きしていると、どうもオーレンジャーの収録映像は今徹夜で編集中で明日が全国一斉放映の予定日らしかった。
(止めるなら、今しかないのだわ。)
樹里は密かに心の中で決意していた。
逆さ吊りにされたまま樹里が見張りの兵士の様子を窺っていると、兵士が手にしてずっといじり続けているものが目に入る。
(あ、あれは奪われたパワーブレスじゃないの・・・。)
兵士はパワーブレスを動かそうと必死になっている様子だったが、どうにも思うように動かないようだった。樹里は何とかしてパワーブレスを取り返す方法がないかと思案を巡らす。
「ねえ、貴方。私がこんな格好で吊るされているのに気にならないの?」
突然後ろから話しかけられて、兵士は樹里のほうを振り返る。
「気になる? 何のことだ。」
「私をスカートで逆さ吊りにしてるのは、スカートが垂れさがってパンツが丸見えになるようにする為でしょ? 貴方は私のパンツを見て、何も感じないの?」
「お前が穿かされているその白い下着のことか? 俺には何故デクスター総統がそういう格好になるように命じたのか分からんが・・・。」
「私を辱める為でしょ。」
「恥ずかしいのか、そのパンツというものを見られるのが?」
「恥ずかしいに決まってるじゃないの。あ、そうか。パラノイア人には性欲がないから感じないのね。」
「性欲とは何だ?」
「性欲も分からないの? それはデクスターがパラノイア軍団を作るにあたってパラノイア人たちに封じ込めた感情よ。デクスターはパラノイア人の頭の中に脱欲望プログラムを組み込んでパラノイア人を支配出来るようにしたのよ。性欲もその欲望のひとつよ。」
「ふうむ。性欲というものがあると、どうなるのだ。」
「私がデクスターにフェラチオをさせられた時に見たでしょ。デクスターのペニスが大きくなっているのを。性欲があると、恥ずかしい格好をしている女性を見たり、女性に恥ずかしいことを指せると気持ちよくなってペニスが大きくなるのよ。」
「ペニスが大きくなるのは気持ちがよくなるからなのか?」
「そうよ。貴方は経験したことが無いのね。パラノイア人の男にもペニスは付いているんでしょ?」
「もちろんだ。いつもは股間の奥に収納されていてボタンひとつで突出させることが出来るのだ。」
「でも私のパンツを見ても興奮して大きくなったりしないんでしょ?」
「ちょっと出してみせようか。」
見張りの兵士は樹里のパワーブレスを横に置くと、股間にある小さなボタンを押す。すると脚の間からメタリックな光を放つ棒のようなものが突出してくる。しかしそれは光沢のわりにはぶらんとして柔らかそうだった。
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