妄想小説
走る女 第二部
八十三
数週間後、管理人の居なくなった市営総合グランドには花音のたっての希望により市長が新しい管理人として早乙女花音を就任させたのだった。居なくなった市長秘書の代りには市長自らが頼み込んで西岡莉緒になってもらうことにした。表向きは花音より秘書としての能力が高いからと周りには説明していたのだが、莉緒から受けた鞭の味が忘れられなくて市長室での秘密の調教を続けて貰う為だった。突然居なくなった元管理人の蛭田好男の行方はようとして知れなかった。
久々に市営グランドに走りに来た莉緒は、掃除に出ようとする新管理人の花音に明るく手を振る。それに答える花音にも明るい表情が戻ってきていたのだった。
第二部 完
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