パンティ下し

妄想小説

ワンピースの女



 三十二

 「ああ、いやあっ・・・。」
 「あっ、おい。見てみろや。こいつ、毛が生えてねえぞ。割れ目が剥き出しだあ。」
 「ば~か。生えてないんじゃなくて剃ってんだよ、それっ。よく、見ろや。割れ目の周りに黒い毛穴があんじゃんか。」
 「いや、見ないで。」
 「おう、このままこいつが何処からおしっこ出すか観てようぜ。女がおしっこを何処から出すか見てみたかったんだ、俺っ。」
 「俺っ。その前に、ちんぽ、ここに押し付けてみたいんだ。もうこんなになっちゃってんだから。」
 貴子は中学生の一人が陰茎をズボンから出しているのを気配で悟る。
 「駄目っ、そんな事しては・・・。」
 しかし、すぐに貴子は下腹に生温かい肉の塊が押し付けられるのを感じる。
 「ああ、やわらかくていい。いい気持だぜ。ああ・・・。」
 「おい、いいのか? そんな事してっ。」
 「ああ、いくっ。いっちゃうぜぇ。」
 その直後に貴子は生温かい飛沫を太腿の内側に感じる。自分のものではない体液が腿の内側を伝って流れ落ちる感触に貴子は背筋を凍らせる。
 「あっ。出したな、お前っ。」 
 「へへへっ。やっちまった。気持ちよくてよう、つい・・・。」
 「あ~あ。」
 「おい、これっ。ザーメンっていうんだろ。これを指で掬って、割れ目の中に擦りこんでみようぜ。」
 「や、やめろよ。そんな事したらニンシンしちまうかもしれんぞ。」
 「ニンシン? ニンシンって何だよ、それ?」
 「おめえ、妊娠も知らねえのかよ。兄貴に教えて貰ったんだ。子供、作る時って男のザーメンを女のあそこに注ぎ込むんだってよ。そうすると子供が出来るんだってよ。」
 「おい、やめろよ。俺の子供が出来ちゃったらどうすんだよ。」
 貴子はぞっとするような会話を耳にしながらも、誰かの指が自分の陰唇に滑り込んでくるのをどうすることも出来ずに只、感じていたのだった。
 「何してんの、アンタたちっ。」
 遠くから聞き覚えのある声が聞こえてきた。
 「お、やべえ。誰か来たぞ。おい、逃げるぞ。」
 「ああ、置いてくなよ。逃げろっ。」
 貴子は遠くから近づいてくるのが家の使用人のキヨであることに最初の一声から気づいていた。
 「お嬢さま、大丈夫でございますか?」
 「ああ、キヨ・・・。助けて・・・。」
 その時、助けられると思った安堵感で貴子は緊張の糸がぷつんと切れてしまったのを感じた。剥き出しにされている陰唇から最初はタラタラと、そして次第にそれは勢いを増して孤を描きながら迸り出ていったのだった。

貴子

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