修道女跨り

妄想小説

尼僧院物語



 七

 (ああ、マリア・・・。何て淫らな格好をしているんだ。)
 次の瞬間、涼馬は自分の勃起したペニスが誰かに強く握られるのを感じる。
 (うっ・・・。)
 勃起したペニスの根元を掴まれるのは決して嫌な感触ではなかった。むしろ、感じてしまって射精してしまいそうになるのを必死で堪える。
 屹立したモノが萎えそうにないのを見てとると、すぐ傍らに居た僧衣の者が背中を向けたままで自分の下半身に跨ってきた。そして身体を涼馬の下半身に向けて沈めてくる。既に充分に潤っていて、ペニスがその者の陰唇らしき場所に吸い込まれていく。
 (あううっ・・・。)
 ペニスを絡め取られるような快感に酔いしれていると、僧衣の者の肩を叩くもう一人の姿があった。自分に代われと合図している様子だった。その合図に仕方なくという感じで涼馬の下半身から身を持ち上げると後ろに居たもう一人と入れ替わる。その一瞬に、後ろに居たものが手にしていた蝋燭の灯が揺れて自分に跨っていた者の顔を照らす。黒いベールに包まれていたが、涼馬にはその奥に老婆の顔が見えた。

老僧

 途端に自分の屹立していたモノが萎えていくのを感じる。
 (今まで、自分に跨っていたのがあんな醜い老婆だったのだろうか・・・。)
 そう思うと、勃起していたペニスがどんどん萎れていくのがわかる。
 すると自分に新たに跨った者が合図したらしく、遠く離れた場所に戒めを受けているマリアの僧衣がどんどんたくし上げられていく。僧衣の下のマリアの裸の身体には太い荒縄が締め上げられているのが露わになる。その荒縄から絞り出されるように剥き出しになった白い乳房が、後ろに居る誰かの手で揉みしだかれていく。マリアは堪らず喘ぎ声を上げる。
 涼馬はその様を注視していると、ペニスが再び勢いを増してくる。
 (ああ、マリア・・・。何をされているのだ。)
 乳房を責められて悶えるマリアの姿を見つながら、自分に誰が跨っているのかを忘れていた。自分があたかもマリアに跨れているかのような幻想を抱きながら絶頂を迎えるのを抑えきれなかった。果てる一瞬前に自分に跨った僧衣の者が自分の男性自身を口に咥えるのを感じた。
 (ああっ・・・。)
 自分の精が吸い取られていくのを感じる。そして前の晩のように誰かが自分の口に何かの布を押し当てると、強い刺激臭を感じたのを最後に意識を喪ってしまうのだった。

tbc
  次へ   先頭へ




ページのトップへ戻る