修道女2

妄想小説

尼僧院物語



 三十五

 縛られたマリアが連れて来られる。足首まである筈の尼僧衣は太腿の途中あたりで無残にも切り取られてしまっていた。尼僧衣のミニスカートのようになってしまっている。礼拝堂の二階部分は回廊になっていて、両側の欄干から縄が下され、その先がマリアの背中の戒めに繋がれる。マリアは縛られたまま二階から吊られるような格好になるのだ。マリアが台の上に乗せられカーテンの前で琢己を跨がされる。下から覗き上げる琢己にはマリアの短く切り取られた僧衣の裾の中が見え隠れする。
 琢己の喉がゴクッと鳴るとカーテンの向こう側では既に勃起が始まっていた。

 「誰か、マリアを悶えさせてって。」
 カーテンの裏で声が掛かると修道女の一人がモップを逆に持って柄の先をマリアの短くされた僧衣の裾の中に突っ込む。
 「あ、いやっ。」
 鼠蹊部を突かれてマリアが腰を振ると裾が翻って、下着を奪われた股間がチラっ、チラっと見え隠れする。その度に琢己はペニスをより一層怒張させてゆくのだった。
 「ああっ、出ちゃう・・・。」
 何度目かの精の滴がまた修道女の喉に流し込まれていく。
 マリアが連れてこられて三人目まで射精で果てるとさすがに琢己もペニスを勃起させられなくなってきた。
 「まあ、幾ら若いからって立て続けにこの回数ぐらいが限界かしら。少し休ませてから再開させようかしら。」
 「じゃあ、最後にもう一回だけ。マリアをもう少ししゃがませて、陰唇を顔に近づけてやったら、もう一回ぐらいは勃起出来るんじゃないかしら。」
 「そうね、やってみましょう。二階から吊っているロープを少し緩めてちょうだい。さ、マリア。股を開いて腰を落とすのよ。誰か裾をたくし上げて。」
 「ああ、もうお赦しください。。」
 「駄目よ、マリア。あなたの大事なお勤めでしょ。僧院長に命じられた時は何でもやってあげたんじゃないの?」
 マリアが先輩の修道女たちに言われて指示に従わざるを得ない。マリアの無毛の陰唇が琢己の顔に近づいてくると、再びペニスがピクンと動き始めた。
 「あら、立ってきたわよ。スケベな男ね。あははは。」
 その時、マリアは目の前の男が声を発せずに口を動かしたのを目敏くみつける。他の修道女たちに聞こえないようにマリアに何かを告げようとしているようだった。
 (えっ、何? 何を言おうとしているの? ち・・・、か・・・、ろ・・・、う・・・。りよ・・・、う・・・、ま・・・? え? 地下牢、涼馬?)
 その時、マリアははっと気づいたのだ。この男は涼馬と一緒に来たのだ。そして涼馬はあの教誨室に閉じ込められているのだと。
 「あ、出たわ。ちょっと量は少ないけど、一応まだスペルマは残っていたのね。」
 琢己が振り絞るようにして出した精液を最後に番が廻ってきた修道女が嚥下していた。
 「さ、少し休ませるか。次はもっと元気よく勃起出来るようにね。マリア、あんたも縄を解いてあげるから少し自分の部屋で休んでいなさい。またその時が来たら縛ってあげるからね。」
 マリアも漸く二階の欄干から吊られている状態から解放されたのだった。

tbc
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