年増パンツ

妄想小説

尼僧院物語



 三十七

 「さて、午後は違う趣向で愉しんでみようと思うの。普段触れることの出来ない殿方の身体を存分に味わうのよ。まず私が手本を見せるわ。」
 そうナタリーが言うと来ていた僧衣を頭巾だけ残して脱ぎ捨てる。僧衣の下はショーツ一枚しか穿いていない。それも惜しげもなく脱ぎ捨てる。
 依然として縛られたままの琢己も着衣は全て剥ぎ取られ全裸の上に目隠しを施されている。
 「さあ、マリアに存分に可愛がって貰うことね。」
 そう目隠しをされた琢己に告げると、全裸になったナタリー自身が台の上に乗って裸の肌を合わせる。
 「ああ、マリアなのか。ああ、乳房の感触がやわらかい。」
 ナタリーに身体を抱擁されながら、琢己はマリアの身体を想像しながら下半身のモノを次第に屹立させていく。
 同じ頃、礼拝堂の外では普段使われることのない礼拝堂入口の扉の閂が外から僧院長等の手によって掛けられたところだった。礼拝堂から出る出口は修道院のメインの廊下に通じるこの場所と、暫く前にマリアと涼馬が駆け抜けた鐘楼へ通じる階段への小扉しかない。そちらも既に副僧院長が外から閂を掛けていた。礼拝堂の明り取りになっているステンドグラスの窓は高い場所にあるので攀じ登ることさえ出来ないのだ。
 琢己と散々肌と肌の触れ合う感触を愉しんだナタリーは勃起した琢己のペニスを握ってその硬さを確認するといよいよ琢己の身体に騎乗位で跨る。その時、礼拝堂内に燻ぶったような臭いと蒸せるような煙が舞い込んできたのだった。
 「何? この臭いは・・・。」
 「大変です。ナタリー様。礼拝堂の出口の扉が開きません。誰かが閂を掛けたようです。」
 「こちらの鐘楼へ向かう扉も開きません。」
 「どういう事、これは・・・。」
 ナタリー他、礼拝堂内に閉じ込められた修道女たちが慌てふためき始めた時には既に時遅しの状態になっていたのだ。

tbc
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