妄想小説
尼僧院物語
二十一
「ああ、お赦しください。私は過ちを犯してしまいました。これがオナニーとは知らなかったのです。私の手が勝手に動いてしまいました。」
「勝手に動いたですって? お前の心に淫乱なものが忍び込んでいたということじゃないの。」
「ああ、私を罰してください。」
「罰する? 鞭を受けるというのね。」
「はいっ。甘んじてお受けします。どうか、鞭をくださいませ。」
「手加減はしないよ、マリア。それっ。」
ピシーン。
「ひぃーっ・・・。」
礼拝堂にナタリーが渾身の力を篭めた鞭が振り下されると、裸のマリアの下腹部が赤く腫れあがる。その後も鞭の響きとマリアの悲鳴が延々と繰り返されるのだった。
懺悔室の神父用の椅子に括り付けられた涼馬は、猿轡のせいで声も発せられないままマリアの痴態とペニスを吸われる快感にもう三度も放出してしまって、すっかり萎えてしまっていた。
しかし修道女たちが戻ってきて、マリアを磔にして鞭を振るう様の一部始終を見せられると、再びペニスが充血してきてしまう。それに気づいた黒い僧服の女が再び元気を取り戻して怒張した男根にしゃぶりつく。涼馬はペニスを吸われる感触は既に麻痺してしまっていたが、マリアが鞭打たれる様には身体がどうしても反応してしまうのだった。
次へ 先頭へ